還付金詐欺

リスク管理
よみ:かんぷきんさぎ
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 投資戦略・リスクを管理する ★★ 標準

「還付金詐欺」とは

還付金詐欺とは、市役所や年金事務所、税務署などの職員を名乗って「お金が戻ってくる」と電話をかけ、ATMへ誘導して、実際には被害者の口座から犯人の口座へお金を振り込ませる詐欺です。特殊詐欺の代表的な手口の一つです。

📌 投資判断のポイント

役所や年金事務所の職員を名乗り「お金が戻る」とATMへ誘導し、実際には犯人の口座へ振り込ませる詐欺。役所がATM操作で還付することはないと覚えておけば見抜ける。

還付金詐欺はどういう仕組み?

犯人は「医療費の払い戻しがあります」「保険料の還付金があります」「手続きの期限が今日までです」などと伝え、受け取るためにはATMでの手続きが必要だと言って、携帯電話を持たせたままATMへ向かわせます。ATMの前に着くと電話で操作を一つずつ指示し、「受付番号」と称して金額を入力させます。被害者は還付の手続きをしているつもりでも、実際には振込の操作をさせられています。銀行の窓口ではなく、人の少ない無人ATMやスーパーのATMを指定されることが多いのも特徴です。

還付金詐欺の具体例と注意点は?

例えば「区役所の保険年金課です。3年分の医療費の払い戻しとして2万8,000円があります」と電話があり、銀行に連絡するよう言われ、続けて銀行員を名乗る別の人物から電話が来るという形がよくあります。大切なのは、役所や年金事務所、税務署がATMの操作でお金を返すことはないという点です。還付金は、申請した口座に振り込まれるか、窓口などで手続きをして受け取るものです。「ATMで還付金」と言われた時点で詐欺だと判断できます。

よくある誤解

「自分は大丈夫」と考えている人ほど被害に遭いやすいといわれます。犯人は本物の役所の課の名前を使い、期限を区切って焦らせるため、冷静な判断がしにくくなるからです。また、ATMの画面に「振込」と表示されていても、電話で「この画面で大丈夫です」と言われると、そのまま進めてしまいがちです。

被害を防ぐために

電話で「お金が戻る」と言われたら、いったん電話を切り、自分で調べた役所の代表番号にかけ直して確かめます。家族の間で「ATMで還付金はない」という合言葉を共有しておく、留守番電話を常に設定しておく、といった備えも効果があります。振り込んでしまったら、すぐに金融機関と警察(警察相談専用電話#9110または110番)に連絡します。

家族ができること

離れて暮らす親には、還付金の手続きでATMを使うことはないと、具体的な言葉で伝えておくことが有効です。金融機関によっては、一定の年齢以上の人について、ATMでの振込の上限を下げたり、しばらく振込をしていない口座からの振込を制限したりする取り組みもあります。こうした設定ができるかどうかを、家族で一緒に確認しておくと安心です。

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