「貸株料」とは
信用取引で株式を借りて売った売り方が、借りている株式の対価として支払う費用です。
📌 投資判断のポイント
信用取引の売りで株式を借りている売り方が、売付代金に年率をかけて日割りで支払う費用。株不足のときだけ発生する逆日歩とは別で、建玉を長く持つほど積み上がり、値下がりで得た利益を削る。
詳しい仕組み・意味
信用取引の売りでは、証券会社から株式を借りて売却し、後で買い戻して返します。借りている期間に応じて、売付代金に年率をかけた貸株料が日割りでかかります。料率は証券会社が定め、制度信用取引と一般信用取引で水準が異なるのが一般的です。株不足が生じたときに追加で発生する逆日歩とは別の費用で、貸株料は株不足の有無にかかわらず毎日かかります。信用取引の買い方が支払う金利に相当するのが、売り方にとっての貸株料だと考えると整理しやすくなります。
具体例・注意点
売付代金が100万円、料率が年1.1%と仮定すると、30日間建玉を持った場合の貸株料は約904円です(100万円×1.1%×30日÷365日)。短い期間なら小さく見えますが、建玉を長く持つほど積み上がり、値下がりで得た利益を削っていきます。一般信用取引の売りでは、証券会社が調達できる株式の在庫に応じて、料率が高く設定される銘柄もあります。株主優待の権利を得るために現物買いと信用売りを組み合わせる場合は、貸株料と逆日歩の両方を事前に見積もっておくことが大切です。
関連用語
借入によって資金以上の取引ができる仕組みで、利益も損失も拡大する。レバレッジ効果により高リスクとなるため慎重な管理が必要。
取引所のルールに沿った信用取引で、返済期限は最長6か月、対象は制度信用銘柄に限られる。金利は低めだが、売り建てには逆日歩が発生することがあり、金額は事前にわからない。期限が来れば含み損でも決済が必要になる。
返済期限や対象銘柄を証券会社が個別に定める信用取引で、無期限とする会社が多い。金利は制度信用取引より高めで、売り建ては在庫次第。期限がない分、撤退の水準は自分で決めておく必要がある。
逆日歩は株不足時に売り方が払う追加コスト。優待クロスでも重要な注意点。
株価の下落で利益を狙う取引で、借りた株を売って後で買い戻す仕組み。上昇時の損失は大きくなるため、高リスクな手法。
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