空売り規制

株式投資
よみ:からうりきせい
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
🗂 株価・企業を分析する ★★ 標準

「空売り規制」とは

空売りによる過度な値下がりや不公正な取引を防ぐため、金融商品取引法とその政令・内閣府令で設けられている一連のルールです。

📌 投資判断のポイント

空売りの明示と確認、株式の手当てのない空売りの禁止、株価が基準価格から10%以上下落した銘柄での価格規制が柱。信用取引の売りにも適用され、発動中は指値の条件によって注文が通らないことがある。

詳しい仕組み・意味

主な柱は三つあります。一つ目は、売り注文を出す際に空売りかどうかを明らかにさせ、証券会社がそれを確認する義務です。二つ目は、売る株式を借りる手当てをしないまま売る空売りの禁止です。三つ目が価格規制で、株価が前日終値などの基準価格から10%以上下落した銘柄については、その後の空売りを直近の公表価格以下で行うことが原則として禁じられます。このほか、一定割合以上の空売り残高を持つ投資家には報告の義務があり、その内容は取引所を通じて公表されます。

具体例・注意点

個人投資家が信用取引で売る場合も空売りにあたり、証券会社を通じてこれらの規制が適用されます。価格規制が発動している銘柄では、指値の条件によって注文が受け付けられないことがあります。一定数量以下の小口の注文は価格規制の対象外とされていますが、規制を逃れるために同じ銘柄を分けて発注することは認められていません。公表される空売り残高の情報は、需給の偏りを読む材料として参照されることがあります。

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