金利優遇幅

債券・金利
よみ:きんりゆうぐうはば
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 金利・為替・債券を理解する ★★ 標準

「金利優遇幅」とは

店頭金利から差し引かれる割引の幅で、これが実際に適用される金利を決めます。

📌 投資判断のポイント

実際の適用金利を左右するのはこの幅です。当初だけ大きく引く型は期間終了後に返済額が上がるため、総額での試算が要ります。

詳しい仕組み・意味

金融機関は店頭金利を公表したうえで、申込者の条件や取引の状況に応じて割引を設定します。給与振込口座の指定やカードの契約、団体信用生命保険の内容などで幅が変わることがあります。返済の全期間にわたって同じ幅を引く全期間引下型と、当初の一定期間だけ大きく引く当初期間引下型に分かれます。たとえば店頭金利が同じでも、全期間で一定の幅を引く契約と、当初10年だけ大きく引いてその後は幅を縮める契約とでは、総返済額の順序が途中で入れ替わることがあります。契約書には店頭金利と優遇幅が別々に書かれ、後者は原則として契約の期間中は変わりません。

具体例・注意点

当初期間引下型は最初の数年の返済額が小さく見えますが、期間が終わると優遇幅が縮み、返済額が上がります。総返済額で比べるなら、幅が変わる時点より後も含めて試算してください。また、延滞などで契約条件に反した場合には優遇を打ち切るという条項が入っていることがあるため、約款を確認しておくと安心です。

優遇の条件として、給与振込や公共料金の口座振替、カードの利用といった取引が求められることがあります。引越しや転職でこれらを続けられなくなると条件を満たさなくなる場合があるため、何が条件になっているかを契約時に書面で確認しておいてください。借り換えの見積りでも、優遇後の金利だけでなく幅そのものを聞くことが大切です。

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