「製品保証引当金」とは
製品保証引当金は、売った製品に「購入から1年間は無料で修理します」といった保証を付けているとき、将来かかりそうな修理費用をあらかじめ見積もり、売った期の費用として計上しておくための引当金です。貸借対照表では負債として表示されます。
📌 投資判断のポイント
保証付きで売った製品について、将来かかりそうな無償修理の費用を見積もり、売った期の費用として計上しておく引当金。負債に表示され、実際に修理したときに取り崩して充てる。
製品保証引当金はどういう仕組み?
企業会計原則の注解では、将来の特定の費用や損失で、その原因が当期以前に起きていて、発生の可能性が高く、金額を合理的に見積もれるものは、引当金として当期の費用に計上するとしています。保証付きの製品を売った時点で、将来の修理という負担の原因はすでに生まれています。そこで、過去の修理の実績率などをもとに見込み額を計算し、売上と同じ期に費用を計上します。実際に修理したときは、費用を新たに計上するのではなく、引当金を取り崩して充てます。
製品保証引当金の具体例と注意点は?
ある年に家電を10億円売り、過去の実績では保証期間中の修理費が売上の1%かかっているなら、1,000万円を製品保証引当金として計上します。翌年に実際の修理で800万円かかれば、引当金から取り崩します。投資家が注意したいのは、品質問題が起きたときの扱いです。リコールなどで修理費の見込みが大きく増えると、引当金の積み増しが一度に損失として出て、利益を大きく押し下げることがあります。反対に、見積もりを甘くして引当金を小さくすれば、その期の利益はよく見えるため、売上に対する引当金の比率の推移を確かめると、会社の見積もりの姿勢がうかがえます。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。