「先取り貯蓄」とは
先取り貯蓄とは、給料が入ったら、使う前に決めた金額を先に貯蓄や積立投資に回し、残ったお金で生活する方法です。「余ったら貯める」ではなく「先に貯めて、残りで暮らす」という順番に変えるのがポイントです。
📌 投資判断のポイント
給料が入ったら使う前に決めた金額を貯蓄や積立投資へ自動で移し、残りで生活する方法。最初は手取りの5〜10%程度から始め、生活費の口座とは分けて管理すると続けやすい。
先取り貯蓄はどういう仕組み?
毎月の生活費は、使えるお金があるだけ増えやすいという性質があります。そのため、月末に余った分を貯めようとすると、結局ほとんど残らないことがよくあります。先取り貯蓄では、給料日に自動で別の口座へ移す仕組みを作り、手元に残ったお金だけでやりくりします。勤務先の財形貯蓄、銀行の自動積立定期預金、証券会社のNISAでの積立投資などが、先取りの仕組みとしてよく使われます。いったん設定すれば意志の強さに頼らずに続けられるのが利点です。
先取り貯蓄の具体例と注意点は?
例えば、手取り月25万円の人が毎月2万5,000円(手取りの10%)を先取りすると、1年で30万円、10年で300万円になります。いきなり大きな金額を設定すると生活費が足りなくなり、結局取り崩すことになりがちです。最初は手取りの5〜10%程度から始め、昇給やボーナスのタイミングで少しずつ増やすと続けやすくなります。クレジットカードの引き落とし日と給料日の関係も確認しておきます。
先取りしたお金の置き場所
先取りしたお金は、目的に合わせて置き場所を分けると管理しやすくなります。病気や失業に備える生活防衛資金(生活費の3〜6か月分が目安)は、すぐに引き出せる普通預金や定期預金に置きます。それを超えた分で、10年以上使わない予定のお金は、NISAなどでの積立投資に回すという考え方が一般的です。
よくある失敗
先取りした口座を、生活費の口座と同じにしてしまうと、気づかないうちに使ってしまいます。別の銀行や証券口座に移し、キャッシュカードを持ち歩かないようにすると取り崩しにくくなります。また、高い金額を目標にして毎月のように取り崩すより、少額でも途中でやめずに続けるほうが、結果として多く貯まります。
ボーナスや臨時収入の扱い
毎月の先取りに加えて、ボーナスの一部、例えば3割を先に別口座へ移すと決めておくと、使いすぎを防げます。昇給した分をそのまま先取り額に上乗せすれば、生活水準を変えずに貯蓄だけを増やせます。年に1回、貯まった額と目標を見比べて、先取り額を見直す日を決めておくと続けやすくなります。
関連用語
不測の事態に備えて投資とは別に確保する生活費。会社員は3〜6か月分、自営業は1年分が目安で、値動きのない預金に置く。この土台があるから暴落時も投資を続けられる。利回りを狙って投資に回すお金ではない。
給与から天引きで積み立てる制度で、住宅と年金の2種類は合わせて元利合計550万円までの利子等が非課税になる。一般財形にこの優遇はなく、目的外に払い出すと遡って課税される。
投資利益にかかる約20%の税金がゼロになる国の制度。新NISAは年間360万円・生涯1,800万円の非課税枠を持ち、長期運用の税優遇差額は数百万〜数千万円規模になる。
貯蓄率は家計の余力を見る指標。消費が所得で支えられているのか、貯蓄取り崩しに頼っているのかを見分ける。
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