オーバーローン

リスク管理
よみ:おーばーろーん
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 投資戦略・リスクを管理する ★★ 標準

「オーバーローン」とは

住宅ローンの残高が、その不動産を売って得られる価格を上回っている状態です。

📌 投資判断のポイント

売っても返しきれない状態です。差額を自己資金で埋めないと抵当権を外せないため、急な売却が必要になったときに選択肢が狭まります。

詳しい仕組み・意味

売っても残債を返しきれない状態を指します。頭金を入れずに購入した場合や、諸費用まで借入に含めた場合、返済の初期は元本の減りが遅いため、この状態になりやすくなります。元利均等返済では最初の数年は返済額の多くが利息に充てられる一方、新築住宅は引渡し後に価格が下がりやすいため、購入から数年は差が開きます。売却するときは、不足分を自己資金で埋めないと抵当権を外せず、通常の売買が成立しません。買い替えでは、旧居の残債を新居のローンに上乗せする買い替えローンが用意されていることもありますが、借入額が増えるぶん返済負担率の審査は厳しくなります。なお、住宅の資金計画で融資率が100パーセントを超える借入を指す言い方としても使われます。

具体例・注意点

離婚の財産分与や転勤で急に売却が必要になったとき、この状態だと選択肢が狭まります。売却を考える前に、残高証明と査定額を突き合わせて差額を把握してください。返済を続けて元本を減らすか、差額を用意できるまで賃貸に回すかという判断になります。

夫婦で組んだ住宅ローンでは、名義とローンの契約者が別だったり連帯債務になっていたりすると、調整はさらに複雑になります。売るか住み続けるかを決める前に、残債と査定額に加えて、名義と債務の負担割合を書き出して整理してください。購入時に頭金を1割でも入れておけば、この状態が続く期間は短くなります。

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