未収金

企業分析
よみ:みしゅうきん
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
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「未収金」とは

本業以外の取引で、相手からまだ受け取っていない代金。固定資産や有価証券を売った代金の未回収分などが入る。未収入金ともいう。

📌 投資判断のポイント

本業以外で生じた、まだ受け取っていない代金を表す科目。本業の売掛金と分けておくことで代金回収の状態が読みやすくなる。急に増えた年は、何を売ったのかを注記で確かめたい。

未収金はどういう仕組み?

会社がお金を受け取る権利のうち、本業の商品やサービスを売った代金の未回収分は売掛金として扱い、それ以外の取引から生じた未回収分を未収金(未収入金)として区別する。例えば、使わなくなった車両や土地を売って代金を後日受け取る場合、売った時点で未収金を計上し、入金されたら消す。貸借対照表では、決算日から1年以内に回収する予定のものは流動資産に表示される。継続的なサービスの提供に伴って、まだ受け取っていない利息や家賃は未収収益という別の科目で扱われるので、名前が似ていても区別が必要である。

未収金の具体例と注意点は?

本業の売上に関係する債権は売掛金、それ以外は未収金と分けることで、本業の代金回収の状態を見やすくしている。決算書を読むときに未収金が急に増えていたら、大きな資産の売却代金が未回収になっていないか、関係会社への立て替えが膨らんでいないかを注記で確かめたい。本業以外の債権は回収の見通しが見えにくいことがあり、金額が大きい場合には相手先と回収時期の確認が大切になる。

未収金と未収収益の違い

未収金は、資産の売却など一度きりの取引で、もう受け取る権利が確定している代金である。未収収益は、貸付金の利息や貸している不動産の家賃のように、期間とともに提供するサービスの対価のうち、まだ支払日が来ていない分を計上したものである。どちらも資産だが、未収収益は経過勘定の一つとして扱われる。

決算書での読み方

例えば土地を3億円で売り、代金のうち1億円を翌期に受け取る契約なら、決算日には未収金が1億円残る。売却益は当期に計上されても、現金は1億円分まだ入っていない。未収金が流動資産の中で目立つ大きさになっている会社は、その回収予定日と相手先を注記で確かめ、利益と現金のずれを把握しておきたい。

なお、未収金のうち回収が難しそうな分は、売掛金と同じように貸倒引当金を積んで備える。未収金と貸倒引当金の注記をあわせて見ると、会社がその代金をどの程度回収できると見ているかが読み取れる。相手先が関係会社なら、グループ内でお金を回しているだけではないかも確かめたい。

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