「純金利マージン」とは
銀行が貸出などで得た利息収入から、預金などの利息コストを引いた利ざやを示す収益性指標。
📌 投資判断のポイント
銀行の利息収入から利息費用を引いた利ざやを測る収益性指標。利上げ局面では改善しやすく銀行株の材料になるが、信用コストの増加で相殺されることもある。金利だけでなく資産の質や調達構造もあわせて見たい。
詳しい仕組み・意味
純金利マージン(NIM)は、銀行の本業である資金運用がどれだけ効率よく利益を生んでいるかを測る指標だ。貸出金や有価証券から得られる利息収入から、預金や市場調達にかかる利息費用を差し引いた「純利息収入」を、運用資産の規模で割って求める。数値が高いほど、低いコストで集めた資金を高い利回りで運用できていることを意味する。銀行の収益構造の根幹にあたり、金利環境の変化に大きく左右される。長らく続いた超低金利下では利ざやが圧縮され、銀行の収益は伸び悩んでいた。
具体例・注意点
2026年にかけて日本銀行が政策金利を引き上げる局面では、貸出金利が預金金利より先に上がりやすいため、銀行のNIMは改善が期待され、銀行株が注目される背景になっている。ただし金利上昇は万能ではなく、景気が悪化して貸し倒れ(信用コスト)が増えれば、利ざや拡大の効果は相殺される。初心者が誤解しやすいのは「金利が上がれば銀行は必ず儲かる」と単純化することだ。NIMは調達構造や競争環境にも左右されるため、金利だけでなく資産の質もあわせて見る必要がある。
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⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。