口径別料金体系

制度・取引
よみ:こうけいべつりょうきんたいけい
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 制度・取引を理解する ★★ 標準

「口径別料金体系」とは

口径別料金体系とは、水道メーターの口径(呼び径)の大きさによって基本料金を変える料金の決め方です。口径が大きいほど一度に多くの水を使えるため、施設の能力を多く確保している利用者として高い基本料金を負担します。

📌 投資判断のポイント

水道メーターの口径の大きさで基本料金を変える決め方。東京都23区は13ミリ860円、20ミリ1,170円、25ミリ1,460円(税抜・1か月)。

口径別料金体系はどういう仕組み?

水道事業は、利用者が一斉に水を使っても足りるだけの浄水場や配水管を備えておく必要があり、その費用は使用量に関係なく発生します。口径別料金体系は、この固定的な費用を、利用者が使える最大量に応じて配分する考え方です。東京都23区の基本料金(税抜・1か月)は、13ミリが860円、20ミリが1,170円、25ミリが1,460円で、30ミリでは3,435円、40ミリでは6,865円、50ミリでは20,720円と大きく上がります。

口径別料金体系の具体例と注意点は?

家庭用の口径は13ミリから25ミリが一般的です。東京都23区で13ミリと20ミリを比べると、基本料金の差は月310円、税込341円で、2か月分の請求では682円になります。口径は建物の給水設備とあわせて決まっているため、小さくするには給水装置の工事が必要で、同時に複数の蛇口を使うと水量が不足することもあります。変更は費用と使い勝手を比べてから判断します。

用途別料金体系との違い

基本料金の決め方には、口径別のほかに「家事用」「業務用」「湯屋用」のように使い道で分ける用途別料金体系があります。用途別は利用者の性格に応じて料金を設定しやすい一方、同じ家庭用でも使える水量の差が料金に反映されにくい面があります。どちらの体系かは検針票や水道事業者の料金表で確認できます。

口径を確かめる方法と注意点

自宅の口径は、検針票の「呼び径」や「口径」の欄、またはメーター本体の表示で確認できます。東京都23区の基本料金は、13ミリと20ミリで1か月310円(税抜)違います。1か月310円(税抜)の差は、10年間で37,200円、税込では40,920円になる計算です。一方、口径を小さくする工事には数万円程度の費用がかかることがあり、元を取るまでに年数がかかります。マンションでは各戸の口径が建物全体の設計で決まっているため、個別に変更できないことがほとんどです。賃貸住宅では、変更の可否をまず管理会社や大家に確認します。

出典: 東京都水道局「水道料金・下水道料金の計算方法(23区)」

関連用語

制度・取引 の他の用語

🏷 関連タグ

水道料金 公共料金 基本料金

RECOMMENDED COURSE

この用語を、講座で体系的に学ぶ

意味だけでなく、投資判断にどう使うかまで専門家から学べます。

講座を見る →

⚠️ ご利用にあたって

本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。

講座を見る → 無料ガイドを受け取る