寄付き

株式投資
よみ:よりつき
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 株価・企業を分析する ★★ 標準

「寄付き」とは

寄付きは、取引所の立会(取引時間)が始まって最初に売買が成立することで、その最初の価格を始値(寄付き値段)と呼びます。東京証券取引所では午前立会(前場)が9時に始まり、この時点の売買を寄付きといいます。

📌 投資判断のポイント

取引時間が始まって最初に売買が成立することで、その価格を始値という。東証では前場が9時に始まり、取引開始前に集まった注文を板寄せ方式で一斉に約定させる。

寄付きはどういう仕組み?

東証の内国株は、前場が9時から11時30分、後場が12時30分から15時30分です。注文は前場が8時から、後場が12時5分から受け付けます。寄付きでは、取引開始前に集まった注文を突き合わせて一つの価格で一斉に約定させる板寄せ方式が使われ、その後は個々の注文が出るたびに約定するザラ場(連続売買)に移ります。後場の最初の売買は「後場寄り」と呼ばれます。

寄付きの具体例と注意点は?

前日の米国市場の大きな値動きや、夜間に出た決算などの材料は、寄付きの価格にまとめて反映されやすく、前日の終値から大きく離れた始値になることがあります。成行注文を寄付き前に出すと、想定より不利な価格で約定するおそれがあります。買いと売りの注文が大きく偏ると売買が成立せず、特別気配が表示されて寄付きが遅れることもあります。

寄付きと大引けの違い

寄付きは立会の最初、大引けは最後の売買で、どちらも板寄せ方式で価格が決まります。寄付きは夜間の材料を消化する価格、大引けは一日の売買を締めくくる終値で、投資信託の基準価額やETFの評価にも使われます。

数値でみる寄付きの値動き

たとえば前日の終値が1,000円の銘柄に、夜間に好決算が出て朝から買い注文が集まると、寄付きの価格が1,080円と8%高で始まることがあります。前日の終値と始値の差を「窓」と呼び、窓が開いて始まった後にその差を埋める動きを「窓埋め」と呼びます。東証では値幅制限があり、前日の終値が1,000円以上1,500円未満の銘柄なら、1日の値動きは上下300円までに制限されます。

寄付きの価格は、取引開始前の気配値の動きからある程度見当をつけられます。8時から9時までの注文状況は板に気配として表示され、売り買いのどちらに注文が偏っているかがわかります。ただし、取引開始直前に注文が取り消されることもあるため、気配はあくまで目安です。

出典: 日本取引所グループ「売買立会時(立会時間)」

関連用語

株式投資 の他の用語

🏷 関連タグ

株式売買 取引時間 東証

RECOMMENDED COURSE

この用語を、講座で体系的に学ぶ

意味だけでなく、投資判断にどう使うかまで専門家から学べます。

投資戦略ゼミを見る →

⚠️ ご利用にあたって

本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。

講座を見る → 無料ガイドを受け取る