「カギ足」とは
時間の経過を無視し、値動きが一定の幅以上に反転したときだけ線を折り返して描く日本式のチャート。小さな値動きを省き、トレンドの方向と転換を見やすくする。
📌 投資判断のポイント
時間の経過を無視し、値動きが決めた幅以上に反転したときだけ線を折り返して描く日本式のチャート。小さな上下を省くことで、トレンドの方向と転換を見やすくする。
カギ足はどういう仕組み?
株価が上がり続けている間は縦線を上に伸ばし、高値から決めた幅以上に下がったところで横線を引いて折り返し、下向きの線を描き始める。下げの途中も同じで、安値から決めた幅以上に戻したときに上向きへ折り返す。
折り返しの幅は、値幅で決める方法と、率で決める方法がある。株価1,000円の銘柄で3%と決めれば、30円以上の反転があったときだけ折り返し、それより小さい上下は線に表れない。
江戸時代の米相場から使われてきたとされる手法で、新値三本足や練行足と並ぶ日本式の非時系列チャートの代表である。横軸に日付がないため、1本の線が数日分のことも、数か月分のこともある。
カギ足の具体例と注意点は?
直前の高値を上抜いたところから線を太くし(陽線)、直前の安値を下抜いたところから細くする(陰線)描き方が一般的である。細い線から太い線に変わった所を買いのサイン、逆を売りのサインとみる。
折り返し幅を小さくすると細かな値動きを拾ってサインが増え、だましも増える。大きくすると転換の確認が遅れる。銘柄の値動きの大きさに合わせて幅を決め、他の指標や出来高と合わせて使うのが基本である。
相場が一方向に動き続ける局面では線が長く伸び、もみ合いの局面では細かな折り返しが続く。線の長さや折り返しの頻度から、相場の勢いを読み取ることもできる。
なお、カギ足の線の太さの描き分けには流儀があり、ソフトによって表示が異なる場合がある。
新値三本足との違い
どちらも時間を無視する非時系列のチャートだが、カギ足は「一定の値幅・率の反転」で折り返し、新値三本足は「直近3本の新値を更新したか」で転換を判定する。
カギ足は折り返し幅を自分で決めるため、銘柄の性格に合わせて調整しやすい。新値三本足は設定が少なく、誰が描いても同じ形になる。同じ値動きでも転換のタイミングがずれることがあるため、どちらの基準で見ているかを意識したい。
転換の位置を確かめたいときはカギ足、同じ条件で他人と見比べたいときは新値三本足、というように目的で使い分けるとよい。どちらも時間軸のあるローソク足と並べて見ると、転換までにかかった期間がわかる。
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