「ダマシ」とは
価格が節目を抜けたように見えて、すぐ元の範囲へ戻ってしまう動きのことです。
📌 投資判断のポイント
価格が節目を抜けたように見えてすぐ元の範囲へ戻る動きです。終値で超えているか、出来高が伴っているかが手がかりですが、事前に確実な判別はできません。
詳しい仕組み・意味
直近の高値や安値、移動平均線、もみ合いの上限や下限といった節目を抜けると、そこを起点に動きが続くと考える参加者が売買を出します。ところが実際の勢いが伴わないと価格は押し戻され、抜けた方向へ動いた参加者が反対売買を迫られます。
この反対売買が逆方向の値動きを加速させることもあります。上抜けに乗った買いが投げ売りに変われば下げが速くなり、結果として節目を抜けた直後に飛びついた側が最も不利な位置で持つことになります。多くの参加者が同じ節目を見ているために起きる現象で、節目がよく知られているほど発生しやすいとも言われます。
具体例・注意点
もみ合いの上限を一時的に上抜けたあと、その日のうちに範囲内へ戻る形が典型です。見分ける手がかりとしては、出来高が伴っているか、終値ベースでも節目を超えているか、翌日以降も水準を維持できているかを確認する方法があります。抜けた直後ではなく、いったん押し戻された後の反応を見てから判断するやり方もあります。ただし事前に確実に判別する方法はありません。想定と違ったときにどこで撤退するかを先に決めておくことが、テクニカル分析を使ううえでの前提になります。節目そのものは有効でも、抜けた瞬間に反応するか、確認してから動くかで結果が変わるという性質の話です。
関連用語
売買が成立した株数で、値動きの信頼度を測る補助指標。大きな出来高を伴う上昇・下落ほど本物とされる。出来高が少ない銘柄は流動性が低く、売りたいときに売れないリスクがある。
終値の平均を線で結びトレンドの方向を視覚化するテクニカル指標。25日・75日・200日線が代表的。短期線と長期線の交差(ゴールデンクロス・デッドクロス)が売買サインとなる。過去データから計算する遅行指標のため、横ばい相場ではだましシグナルに注意。
約定価格を出来高で加重平均した当日の実勢平均コスト。機関投資家の執行ベンチマークで、株価がVWAP上なら当日買い方は含み益。当日限りでリセットされ中長期のトレンド判断には不向き。薄商い銘柄では信頼性が落ちる。
経済的な体力と心理的な耐性の低いほうが実際のリスク許容度になる。許容度を超えたリスクを取ると暴落時に狼狽売りして回復を逃す。初心者は強気相場での自己申告が崩れやすいため、控えめに始めて実際の暴落で耐性を確かめるとよい。
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