ダマシ

テクニカル
よみ:だまし
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 売買タイミングを考える ★★ 標準

「ダマシ」とは

価格が節目を抜けたように見えて、すぐ元の範囲へ戻ってしまう動きのことです。

📌 投資判断のポイント

価格が節目を抜けたように見えてすぐ元の範囲へ戻る動きです。終値で超えているか、出来高が伴っているかが手がかりですが、事前に確実な判別はできません。

詳しい仕組み・意味

直近の高値や安値、移動平均線、もみ合いの上限や下限といった節目を抜けると、そこを起点に動きが続くと考える参加者が売買を出します。ところが実際の勢いが伴わないと価格は押し戻され、抜けた方向へ動いた参加者が反対売買を迫られます。

この反対売買が逆方向の値動きを加速させることもあります。上抜けに乗った買いが投げ売りに変われば下げが速くなり、結果として節目を抜けた直後に飛びついた側が最も不利な位置で持つことになります。多くの参加者が同じ節目を見ているために起きる現象で、節目がよく知られているほど発生しやすいとも言われます。

具体例・注意点

もみ合いの上限を一時的に上抜けたあと、その日のうちに範囲内へ戻る形が典型です。見分ける手がかりとしては、出来高が伴っているか、終値ベースでも節目を超えているか、翌日以降も水準を維持できているかを確認する方法があります。抜けた直後ではなく、いったん押し戻された後の反応を見てから判断するやり方もあります。ただし事前に確実に判別する方法はありません。想定と違ったときにどこで撤退するかを先に決めておくことが、テクニカル分析を使ううえでの前提になります。節目そのものは有効でも、抜けた瞬間に反応するか、確認してから動くかで結果が変わるという性質の話です。

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