産業連関表

経済指標
よみ:さんぎょうれんかんひょう
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
🗂 経済・景気・政策を読む ★★ 標準

「産業連関表」とは

一定の期間に、どの産業がどの産業からいくら買い、どこへいくら売ったかを一覧の表にまとめた統計です。産業どうしのつながりを数字で追えるようにしたものです。

📌 投資判断のポイント

産業どうしの取引を縦横の表にまとめた統計で、経済波及効果の試算に使われます。数年前の取引構造に基づくため、供給の制約が強い局面では効果を大きく見積もりやすい点に注意します。

産業連関表はどういう仕組み?

表は縦と横のマトリックスになっていて、縦の方向を読むとその産業が生産のために何をいくら投入したか、横の方向を読むと生産したものがどこへ販売されたかがわかります。国の表は複数の府省庁が共同で作成し、五年ごとに公表されます。都道府県や政令市が独自に地域版を作ることもあります。この表から逆行列係数と呼ばれる数値を導くと、ある産業の需要が一単位増えたときに経済全体へどれだけ波及するかを試算できます。

産業連関表の具体例と注意点は?

大きな催しや公共事業の経済波及効果として報じられる金額は、多くがこの表を使った試算です。ただし前提となる取引の構造は作成した時点のもので、公表までに時間がかかるため、直近の産業構造の変化は反映されていません。また生産設備や人手に余裕があることを暗黙の前提にしているため、供給が追いつかない局面では効果を過大に見積もりやすい点にも留意します。

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