「高頻度取引」とは
高頻度取引とは、コンピューターを使って、1秒間に何度も、非常に短い時間で売買を繰り返す取引のことで、HFTとも呼ばれます。
📌 投資判断のポイント
コンピューターで、ミリ秒単位の速さで売買を繰り返す取引。流動性を高める面と、急変動を大きくしうる面の両方が議論されている。
高頻度取引はどういう仕組み?
取引所の注文情報や価格の動きを、専用のシステムが常に監視し、ミリ秒(1000分の1秒)単位の速さで注文を出したり取り消したりします。1回あたりの利幅はごくわずかですが、これを大量に繰り返すことで収益を目指す手法です。売り手と買い手の間に常に注文を出す役割を果たすため、市場の流動性を高めるという見方があります。一方で、急な値動きを大きくする要因になるという指摘もあり、日本でも金融商品取引法の枠内で、事業者の登録などの規制が設けられています。
高頻度取引の具体例と注意点は?
個人投資家が直接競争することは難しい分野です。注文を出してから届くまでのわずかな時間の差が収益を左右するため、取引所の近くにサーバーを置くなど、設備に費用をかけます。個人の側では、板が一瞬で動くことがあると理解し、成行注文よりも指値注文を使うなど、想定外の値で約定しない工夫が大切です。
アルゴリズム取引との違い
高頻度取引は、アルゴリズム取引の中でも、特に取引の速さと回数を重視するものを指します。アルゴリズム取引は、ルールにもとづく自動売買全般をいうので、数分や数日の間隔で売買するものも含みます。つまり、高頻度取引はアルゴリズム取引の一部だと考えると分かりやすくなります。
関連用語
売りと買いの気配を常に提示して流動性を供給する業者で、スプレッドが収益源。市場の売買が円滑に回る土台だが、相場急変時にはスプレッドが拡大し流動性が細るため、成行注文の前に気配の厚みを確認したい。
一定時間内の価格を出来高に関係なく等しい重みで平均した値。大口注文を時間で均等に分けて執行するときの基準になり、出来高で重みをつけるVWAPとは計算の考え方が異なる。
注文を公開せず大口取引を成立させる取引所外の市場で、価格への影響を抑えられる。透明性の低さや利益相反への批判もあり、板に見える取引が市場のすべてではない、と理解しておくと相場観の助けになる。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。