マーケットメイカー

制度・取引
よみ:まーけっとめいかー 英語:Market Maker
🗂 制度・取引を理解する ★★ 標準

「マーケットメイカー」とは

常に売り気配と買い気配を提示し、いつでも取引が成立するよう市場に流動性を供給する業者。

📌 投資判断のポイント

売りと買いの気配を常に提示して流動性を供給する業者で、スプレッドが収益源。市場の売買が円滑に回る土台だが、相場急変時にはスプレッドが拡大し流動性が細るため、成行注文の前に気配の厚みを確認したい。

詳しい仕組み・意味

マーケットメイカー(値付け業者)は、特定の銘柄について「この値段で買います・この値段で売ります」という二つの気配値を継続的に提示し、投資家の注文にいつでも応じる役割を担う。買い気配と売り気配の差(ビッド・アスク・スプレッド)が主な収益源で、多数の売買を成立させることで小さな利ざやを積み上げる。彼らが在庫として証券を持ち、需給の偏りを吸収することで、売り手と買い手がすぐに見つからなくても取引が成立し、市場に流動性が生まれる。株式だけでなく、ETF、債券、オプション、暗号資産など幅広い市場で機能している。

具体例・注意点

ETFの価格が理論値(純資産価値)から大きく乖離しないのは、マーケットメイカーが裁定取引で価格差を埋めているためだ。注意したいのは、相場が急変する局面ではスプレッドが一気に拡大したり、値付けが一時的に薄くなったりすることがある点だ。流動性は「常にある」ものではなく、危機時ほど細くなりやすい。個人投資家が成行注文を出すときは、提示されている気配とスプレッドの広さを確認する習慣を持つと、不利な価格での約定を避けやすくなる。

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