「平均足」とは
ローソク足の4本値(始値・高値・安値・終値)を平均して描き直したチャート。値動きのノイズを和らげ、上昇や下落の流れが続いているかどうかを色の連続で見やすくする。
📌 投資判断のポイント
ローソク足の4本値を平均して描き直したチャート。終値は4本値の平均、始値は1本前の平均足から計算するため陽線・陰線が続きやすく、トレンドの継続が見やすい。
平均足はどういう仕組み?
平均足の終値は、その期間の始値・高値・安値・終値の4つを足して4で割った値になる。始値は、1本前の平均足の始値と終値を足して2で割った値を使う。高値と安値は、その期間の実際の高値・安値と、平均足の始値・終値のうち最も高いものと低いものを採る。始値が前の足から計算されるため、陽線や陰線が連続しやすく、トレンドの継続が一目でわかる。
平均足では、上昇の流れが強いときは下ひげのない陽線が続き、下降の流れが強いときは上ひげのない陰線が続きやすいとされる。逆に、実体が小さく上下にひげが出る足が現れると、流れの勢いが弱まった合図として読まれる。こうした読み方は経験則であり、その後の値動きが同じようになるとは限らない。
平均足の具体例と注意点は?
ある日の4本値が始値1,000円・高値1,060円・安値990円・終値1,050円なら、平均足の終値は(1,000+1,060+990+1,050)÷4で1,025円になる。このように表示される値は実際の売買価格と一致しないため、平均足の終値で注文を出すことはできない。また平均を取る分だけ転換の表示が遅れるので、急変時の判断には向かない。
ローソク足との使い分け
ローソク足は実際の値段そのものを表し、1本ごとの形から売り手と買い手の力関係を読む。平均足は値段を加工した二次的なチャートで、流れの継続と終わりを捉えることに向いている。実際の取引価格はローソク足で確かめ、流れの判断に平均足を添える、という使い分けが一般的である。
平均足は日足だけでなく、1時間足や週足など、どの時間軸にも適用できる。時間軸を長くするほどノイズが減り、色の切り替わりは少なくなる。平均足の考え方を応用し、平均足の4本値にさらに移動平均をかけて滑らかにした平均足スムーズドと呼ばれる派生型もあり、取引ツールによっては標準で表示できる。いずれも過去の値動きを加工した指標であり、将来の値動きを示すものではない。
表示する取引ツールによって計算の初期値が異なり、同じ銘柄でも最初の数本の形が変わることがある。
関連用語
始値・高値・安値・終値を1本で表すチャートの基本単位。市場の動きや売買の勢いを視覚的に理解するための最初のツールとなる。
終値の平均を線で結びトレンドの方向を視覚化するテクニカル指標。25日・75日・200日線が代表的。短期線と長期線の交差(ゴールデンクロス・デッドクロス)が売買サインとなる。過去データから計算する遅行指標のため、横ばい相場ではだましシグナルに注意。
チャート上の安値どうしや高値どうしを結んで引く斜めの線で、価格の方向と傾きの急さを見るために使う。線を引くには2点以上が必要で、3点目で接すると信頼度が高いとみなされる。引き方に唯一の正解がないため、判定の条件を自分で固定しておく必要がある。
終値が直前の高値や安値を更新したときだけ足を描く、時間を無視したチャート。陽線が3本続いたあとの転換には直近3本の最安値割れが必要で、小さな値動きを省いて流れを見る。
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