ギャンブラーの誤謬

相場心理
よみ:ぎゃんぶらーのごびゅう
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
🗂 売買タイミングを考える ★★ 標準

「ギャンブラーの誤謬」とは

本来は互いに影響しない出来事について、過去の結果が続いたから次は逆の結果が出やすいはずだと考えてしまう思い込みです。確率についての代表的な認知の誤りの1つです。

📌 投資判断のポイント

互いに影響しない出来事で、同じ結果が続いたから次は逆が出やすいと考える思い込み。5日続落したから明日は反発するはずという判断に表れ、回数ではなく背景の材料を確かめる必要がある

ギャンブラーの誤謬はどういう仕組み?

公正なコインを投げて5回続けて表が出ても、6回目に表が出る確率は2分の1のままです。コインは過去の結果を覚えていないからです。それでも人は、そろそろ裏が出るはずだと感じがちです。少ない回数の中にも、長い目で見た確率の偏りのなさが現れるはずだと期待してしまうことが原因とされています。

反対に、表が続いたから次も表だろうと考える傾向はホットハンドの誤謬と呼ばれ、どちらも偶然の並びに意味を見いだしてしまう点で共通しています。

ギャンブラーの誤謬の具体例と注意点は?

投資では「5日続けて下がったから、明日は反発するはずだ」「3年続けて上昇したから、今年はそろそろ下がる」といった判断に表れます。連続した値動きそのものは、次の日の方向を約束しません。

もっとも、株価の動きはコイン投げと違い完全に独立しているわけではなく、景気や金利、企業業績の変化によって流れが生まれることもあります。大切なのは、連続の回数を根拠にするのではなく、その値動きの背景にある材料を確かめることです。売買の理由を書き出し、それが回数の話になっていないかを見直すと、この思い込みに気づきやすくなります。

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