「フォワードポイント」とは
将来の特定の日に通貨を交換する先渡レートと、今日交換する直物レートとの差のことです。主に2つの通貨の金利差によって決まります。
📌 投資判断のポイント
先渡レートと直物レートの差で、主に2通貨の金利差と期間で決まる。米ドル金利が円金利より高いと、ドル円の先渡レートは直物より円高になり、為替ヘッジのコストとして表れる
フォワードポイントはどういう仕組み?
先渡レートは「直物レート + フォワードポイント」で表されます。金利の高い通貨を持つと利息を多く受け取れるため、その通貨を将来受け取る約束は、今受け取るより不利な、つまり安いレートで決まります。こうしないと、金利差と為替予約を組み合わせてリスクなしに利益が出てしまうからです。この関係はカバー付き金利平価と呼ばれます。
金利の高い通貨の先渡レートが直物より安くなる状態をディスカウント、逆に高くなる状態をプレミアムといいます。フォワードポイントの大きさは、金利差と期間の長さにおおむね比例します。
フォワードポイントの具体例と注意点は?
米ドルの金利が日本円の金利を上回っているとき、ドル円の1年先の先渡レートは直物より円高の水準になります。例えば直物が1ドル150円で、1年分の金利差が年3%程度なら、先渡レートは145円台半ばに近い水準です。
輸入企業がドル買いの為替予約をすると、このディスカウントの分だけ有利なレートで予約でき、輸出企業のドル売りは不利になります。為替ヘッジ付きの外国債券ファンドでヘッジコストが話題になるのも、このフォワードポイントが原因です。レートの見通しではなく、金利差の結果である点を押さえておきましょう。
関連用語
為替リスクを先物で打ち消すと二国間の金利差が相殺され、どちらの通貨で運用しても理論上リターンが等しくなるという関係。ヘッジ付き外債で金利差の利益が残らない理由を説明する。現実は需給や信用で乖離が生じる。
直物と先物を同時に反対売買し、短期間だけ通貨を交換する取引です。外国債券の為替ヘッジはこの取引で行われ、内外金利差が広がるとヘッジコストが膨らみます。
為替ヘッジあり投資信託は、海外資産の為替変動リスクを抑える仕組みを持つ。ただしヘッジコストがかかるため、為替リスクを減らす代わりにリターンも抑えられる場合がある。
通貨間の金利差によって発生する損益で、FXの重要な収益要素。為替変動と合わせて考える必要がある。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。