「経常収支」とは
国が海外との取引でどれだけ稼いだかを見る、対外収支の総合指標。
📌 投資判断のポイント
経常収支は、貿易だけでなくサービスや海外投資収益も含む国全体の稼ぐ力。為替や国の信用力を長期で見るうえで、貿易収支との違いを押さえたい。
📐 計算式・数値の目安
経常収支 = 貿易収支 + サービス収支 + 第一次所得収支 + 第二次所得収支
詳しい仕組み・意味
経常収支は、海外とのモノ・サービス・所得のやり取りをまとめた指標だ。内訳は、貿易収支、サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支に分かれる。
貿易収支はモノの輸出入、サービス収支は旅行や輸送、知的財産使用料などを含む。第一次所得収支は、海外投資から得る利子や配当などだ。海外資産を多く持つ国では、この所得収支が経常収支を支えることがある。
具体例・注意点
経常収支と貿易収支は混同されやすい。貿易赤字でも、海外投資からの利子・配当収入が大きければ、経常収支は黒字になる場合がある。
為替を見るうえでも経常収支は重要だ。経常黒字国は、長期的には海外から稼ぐ力があり、通貨の信認を支えやすい。ただし、短期の為替は金利差や投機的な資金移動にも大きく左右される。経常収支だけで為替を説明しきることはできない。
関連用語
貿易収支は、モノの輸出入だけに注目した収支。経常収支より範囲が狭く、為替、資源価格、世界景気の影響を強く受ける。
財政赤字は政府支出が収入を上回る状態。不況時の景気下支えとして機能する一方、長期化すれば国債利回りやインフレへの不安材料にもなり得る。
名目金利はインフレを考慮しない見た目の金利で、多くのinterest-rateはこれを指す。資産の実質的な増減を判断するには、real-interest-rateとの違いを理解することが重要。
実質金利は名目金利からインフレ率を差し引いた、購買力ベースの金利。見た目の金利がプラスでも、物価上昇が上回れば実質ではマイナスになる。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。