クレジットスプレッド(Credit Spread)

債券・金利

よみ:くれじっとすぷれっど

「クレジットスプレッド(Credit Spread)」とは

一言でいうと

信用リスクの違いによる利回り差。

詳しい仕組み・意味

credit-spreadとは、信用力の異なる債券同士の利回りの差を指し、主にgovernment-bond(安全資産)とcorporate-bond(リスク資産)の利回り差で表される。

例えば、国債の利回りが1%、社債が3%であれば、その差2%がcredit-spreadだ。この差は「信用リスクの対価」として市場に評価されている。

信用力が低いほどdefaultのリスクが高くなるため、その分だけ高い利回りが要求される。つまり、credit-spreadは市場がどれだけリスクを警戒しているかを示す温度計でもある。

景気が悪化するとスプレッドは拡大し、安定期には縮小する傾向がある。

具体例・注意点

景気悪化局面では企業の信用不安が高まり、credit-spreadが拡大する。

注意点として、利回りが高い=良い投資とは限らず、リスクとのバランスが重要だ。「利回り差=利益」という誤解が初心者に多いが、実際はリスクの差だ。credit-spreadが大きいほどデフォルトリスクも高いことを理解しておく必要がある。

📐 計算式・数値の目安

Credit Spread = Corporate Bond Yield − Government Bond Yield

図解で理解する

クレジットスプレッド(Credit Spread)の仕組みと構造を示す図解 — 債券・金利

📌 投資判断のポイント

信用力の違いによって生まれる利回り差で、リスクの大きさを示す指標。拡大は不安、縮小は安定を意味する。

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