「格付会社」とは
格付会社は、国や企業が発行する債券などについて、約束どおり元本や利息が支払われる確からしさを評価し、AAAやBBBといった記号で示す専門の会社です。
📌 投資判断のポイント
債券などの元利払いの確からしさを評価し記号で示す専門会社。日本では金融庁への登録制があり、登録した会社は信用格付業者と呼ばれる。
格付会社はどういう仕組み?
格付会社が付ける信用格付けは、投資家が債券の信用リスクを判断する目安として広く使われています。日本では、金融商品取引法の改正により2010年に格付会社の登録制度が導入され、金融庁に登録した会社は信用格付業者と呼ばれます。最初の登録は2010年9月30日で、金融庁の一覧では2026年10月27日現在で8社が登録されています。登録した格付会社には、格付けの方針の公表や利益相反の防止などの体制整備が求められます。
格付会社の具体例と注意点は?
登録していない会社の格付けを使って金融商品を勧誘する場合、証券会社などは無登録格付けである旨や、その格付けの意味・限界を説明する必要があります。格付けはあくまで格付会社の意見であり、元本の支払いを保証するものではありません。過去には、最上位の格付けを得ていた証券化商品が金融危機で大きく値下がりした例もあります。格付会社によって評価が分かれることもあるため、複数の格付けや見通し(アウトルック)もあわせて確かめることが大切です。
格付会社と格付けの違い
格付けは評価の結果である記号そのもの、格付会社はその評価を行う会社です。同じ債券でも、どの格付会社が付けたかによって記号の表し方や評価が異なることがあります。例えば、ある格付会社ではA格、別の格付会社ではBBB格といった具合です。債券の説明書類を読むときは、記号だけでなく、どの格付会社がいつ付けた格付けなのか、登録業者によるものかを確かめましょう。
数値でみる格付けの記号
格付けの記号は、一般にAAA(トリプルA)が最も高く、AA、A、BBBと続き、BBB格以上が投資適格、BB格以下が投機的と呼ばれます。同じ記号の中でも、+や−、あるいは1・2・3の数字を付けて、さらに細かく段階を分けるのが一般的です。投資適格と投機的の境目は、年金基金などの機関投資家が保有できる債券の範囲を決める目安にも使われるため、BBB格からBB格への引き下げは、債券の価格に大きく影響することがあります。
出典: 金融庁「信用格付業者登録一覧」
関連用語
発行体の返済能力を評価した指標で、債券のリスク判断の基準となる。格付けが低いほど利回りは高くなる傾向がある。
格付け会社が示す、格付けが中期的にどちらへ動きそうかの見通し。ポジティブ・安定的・ネガティブなどで表す。格付けそのものの変更ではないが、変更の前触れとして債券価格に影響する。
credit-riskは、債券の利息や元本が約束どおり支払われない危険。高いcouponや高いbond-yieldは、この信用リスクの大きさを反映している場合が多い。
国債などについて、国の元利払いの確からしさを格付会社が評価したもの。引き下げは国債利回りの上昇や、その国の企業の格付けにも影響しうる。
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