「アセットスワップ」とは
固定利付債と金利スワップを組み合わせ、受け取る利息を変動金利に置き換える取引です。
📌 投資判断のポイント
固定利付債と金利スワップを組み合わせ、受け取る利息を変動金利に置き換える取引。上乗せ幅であるアセットスワップスプレッドは、発行体の信用力を比べる物差しになる。
詳しい仕組み・意味
固定金利の債券を保有したまま、金利スワップで固定金利を支払い、変動金利を受け取る契約を結びます。債券から入る固定利息と、スワップで支払う固定金利が相殺され、手元には変動金利ベースの利息が残ります。信用リスクは債券の発行体に対して負ったまま、金利変動の影響だけを組み替える点が特徴です。
このとき、変動金利の基準に上乗せされる幅をアセットスワップスプレッドといいます。この幅は、その債券が国債などの基準金利に対してどれだけ上乗せされて評価されているかを表すため、発行体の信用力を比べる物差しとして市場で使われます。
主に機関投資家が用います。調達が変動金利である金融機関にとって、資産側も変動金利にそろえることで金利変動の影響を抑えられるためです。
具体例・注意点
理解しておきたいのは、この取引が信用リスクを消すものではないという点です。組み替えているのは金利の性質だけで、債券の発行体が破綻すれば損失は生じます。金利リスクと信用リスクを切り分けて扱う手法だと考えると位置づけがはっきりします。
また、スワップの相手方が履行できなくなる可能性も残ります。個人が直接この取引を行うことはまずありませんが、債券ファンドの運用報告などでアセットスワップスプレッドという言葉が出てきた場合は、信用力の相対評価を指していると読めば足ります。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。