CPI

経済指標

よみ:しょうひしゃぶっかしすう

「CPI」とは

一言でいうと

CPI(消費者物価指数)は、私たちの日常生活に関わる商品・サービスの価格が前年比でどれだけ変動したかを測る「物価の体温計」。FRBや日銀が利上げ・利下げを判断するうえで最も注目する物価指標の一つ。

詳しい仕組み・意味

CPI(Consumer Price Index: 消費者物価指数)は、食料品・住居費・医療費・交通費など一般家庭が購入するモノ・サービスの価格変動を、基準年=100として数値化した経済指標。米国では労働統計局(BLS)が毎月発表し、日本では総務省が発表する。
CPIには2種類ある点が重要。①総合CPI(ヘッドラインCPI):食品・エネルギーを含む全品目が対象(詳細は「ヘッドラインCPI」の項)。②コアCPI:変動が激しい食品・エネルギーを除いた指標で、基調的なインフレを測るFRBの主要判断材料(詳細は「コアCPI」の項)。FRBとの関係:FRBは「コアPCEで2%目標」を掲げており、CPIが目標を大きく上回ると利上げ、大きく下回ると利下げを検討する。

具体例・注意点

2022年6月の米国CPIは前年比+9.1%と約40年ぶりの高水準に達し、FRBは0.75%の大幅利上げを実施。この連続利上げが世界的な株価下落・ドル高・超円安を招いた。
注意点①:CPIはあくまで「過去のデータ」。市場は数値そのものより「予想値との差(サプライズ)」に最も強く反応する。
注意点②:FRBが政策判断で最重視するのはCPIではなくコアPCE。CPIはPCEより住居費の比率が高く、数値が乖離することがある(詳細は「コアPCE」の項)。

📐 計算式・数値の目安

CPI上昇率(%) = (当期CPI − 前期CPI) ÷ 前期CPI × 100 | FRBのインフレ目標: コアPCE 2%(CPIとは別指標)

超重要用語 — 投資家の必修単語

物価が上がるとFRBは動く——CPIの発表日、世界中の投資家が画面の前で固唾をのむ。その数字ひとつが、相場を塗り替える。

図解・チャートで理解する

CPIの仕組みと構造を示す図解 — 経済指標

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🏷 関連タグ

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