「カウンターパーティリスク」とは
取引の相手方が契約どおりに履行できなくなり、約束された受け渡しや支払いを受けられなくなるリスクです。
📌 投資判断のポイント
取引の相手が履行できなくなり、受け渡しや支払いを受けられなくなるリスクです。取引所や清算機関を挟まない相対の取引ほど、影響がそのまま自分に返ってきます。
詳しい仕組み・意味
金融取引は、決済が終わるまで相手の履行を前提に成り立っています。相手が破綻すれば、含み益が実現しないだけでなく、同じ持ち高を作り直すための費用が余分にかかります。この費用は相場が動いているときほど大きくなるため、市場の混乱と相手方の破綻は重なって現れやすい性質があります。言い換えれば、このリスクは価格変動のリスクと独立ではなく、悪いときに同時に来る種類のものです。対策としては、取引所や清算機関を間に挟んで決済を集中させる方法、担保を差し入れ合う方法、相手ごとの残高に上限を設ける方法などが使われます。相対で長期にわたる契約ほど影響が残りやすく、期間と金額の両面から管理されます。
具体例・注意点
個人が意識すべき場面は、証券会社や取引所を通さずに相手方と直接資金をやり取りする取引です。相手が登録を受けていない場合、分別管理も破綻時の補償も及ばないため、このリスクは事実上そのまま自分に返ってきます。出金を求めたときに手数料や税金の名目で追加の入金を求められる、連絡が取れなくなるといった事象は、履行能力を欠く相手と取引していた結果として現れます。資金を動かす前に相手の登録を確認してください。確認は数分で終わりますが、送金してしまった後にできることは、それよりはるかに限られます。
関連用語
credit-riskは、債券の利息や元本が約束どおり支払われない危険。高いcouponや高いbond-yieldは、この信用リスクの大きさを反映している場合が多い。
証券会社が破綻しても資産が戻る根拠がこの仕組みで、預け先の信用リスクと値動きのリスクを別物として整理できる。ただし守られるのは返還であって元本ではなく、外国証券や証拠金取引は枠組みが異なる。
証券会社が破綻し預けた資産が戻らないときに、上限付きで補償する仕組みです。値下がりによる損失は対象外で、登録のない相手との取引にも及びません。
売りたいときに買い手が見つからず、希望する価格で換金できないリスクです。市場が一方向に動く局面で最も大きくなり、換金したい場面ほど不利になります。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。