ボックス相場

テクニカル
よみ:ぼっくすそうば
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 売買タイミングを考える ★★ 標準

「ボックス相場」とは

ボックス相場とは、株価や為替レートが一定の上限と下限の間を行き来し、上にも下にも抜けない状態が続く相場です。チャート上で値動きが箱の中に収まったように見えることから、この名前で呼ばれます。

📌 投資判断のポイント

価格が一定の上限と下限の間を行き来し、どちらにも抜けない相場。上限で売り、下限で買う逆張りがとられるが、放れたときの損切りが欠かせない。

ボックス相場はどういう仕組み?

上限は、そこまで上がると売りが増えて押し戻される価格帯で、レジスタンスライン(上値抵抗線)と呼ばれます。下限は、そこまで下がると買いが入って支えられる価格帯で、サポートライン(下値支持線)です。材料が乏しく、買い手と売り手の見方が拮抗しているときにボックス相場になりやすく、決算発表や金融政策の決定などの材料を境に、どちらかへ放れて終わることが多くあります。

ボックス相場の具体例と注意点は?

ある株が3か月間、2,000円から2,300円の範囲で上下を繰り返している場合、2,000円付近で買って2,300円付近で売る逆張りの戦略がとられます。ただし、下限を割り込むと支えだった価格帯が今度は上値の重しに変わり、損失が膨らみやすくなります。逆張りで入るなら、下限を一定以上割り込んだら損切りする価格をあらかじめ決めておくことが大切です。

トレンド相場との違い

トレンド相場は、高値と安値を切り上げる上昇や、切り下げる下落が続く状態で、流れに乗る順張りが有効とされます。ボックス相場では順張りで高値を買うと上限で押し戻されやすく、手法の向き不向きが逆になります。移動平均線が横ばいで、値幅を示すATRが縮んでいるかどうかが、両者を見分ける手がかりになります。

ボックス相場の終わり方

ボックス相場は、上限か下限のどちらかを明確に抜けたときに終わります。上限を抜けて上昇することを上放れ、下限を割って下落することを下放れと呼び、放れた方向に大きく動きやすいとされます。ボックスの期間が長く、上限と下限に何度も跳ね返されたものほど、放れたあとの動きが大きくなりやすいという経験則があります。ただし、一時的に抜けてすぐボックス内に戻るダマシもよく起こります。終値で抜けたか、出来高が増えているか、抜けた価格帯の近くで2〜3日とどまれるかを確かめてから判断すると、ダマシに振り回されにくくなります。日経平均株価のような株価指数でも、数か月から1年以上にわたって一定の値幅で推移する局面がたびたびあり、そうした期間は積立投資では平均購入単価をならす時間と捉えることもできます。

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