BBレシオ(Book-to-Bill Ratio)

企業分析
よみ:びーびーれしお 英語:Book-to-Bill Ratio
🗂 株価・企業を分析する ★★ 標準

「BBレシオ(Book-to-Bill Ratio)」とは

book-to-bill ratio(BBレシオ)とは、一定期間の受注額を出荷額または売上額で割った指標である。1.0を上回れば受注が出荷を上回り、需要が積み上がっている状態を示しやすい。1.0を下回れば出荷に対して新規受注が弱く、将来の売上鈍化や在庫調整を示すことがある。半導体製造装置、産業機械、電子部品など景気循環が大きい業界でよく使われる。

📌 投資判断のポイント

BBレシオは受注が出荷を上回っているかを見る指標。1を超えると需要の積み上がり、1を下回ると鈍化のサインになりやすい。

📐 計算式・数値の目安

BBレシオ = 受注額 ÷ 出荷額(または売上額)

詳しい仕組み・意味

BBレシオは、売上として表れる前の需要を確認できる先行指標である。半導体製造装置では、顧客が将来の生産能力拡大を見込んで装置を発注するため、受注の増減が設備投資サイクルを映しやすい。AI投資が強い局面では、EUV露光装置、検査装置、先端パッケージング装置への発注が増え、BBレシオや受注残が高まりやすい。ただし、キャンセルや納期変更もあるため、単月の数字だけで判断するのは危険である。

具体例・注意点

例えば、ある月の受注額が120億円、出荷額が100億円ならBBレシオは1.2であり、受注超過を示す。反対に受注額80億円、出荷額100億円なら0.8で、需要が弱まっている可能性がある。ただし、装置産業では大型案件のタイミングで数字が大きくぶれる。価格上昇によって受注金額が増えているだけで、数量が伸びていない場合もある。受注残、売上見通し、顧客の設備投資計画と合わせて見る必要がある。

投資判断での使い方

book-to-bill ratioは、売上高、受注残、在庫日数、設備投資、会社予想と組み合わせて使う。BBレシオが1を超えていても、供給制約で出荷できなければ売上化は遅れる。逆に1を下回っても、受注残が大きければ短期売上は維持されることがある。半導体サイクルでは、BBレシオの方向性が株価に先行することもあるため、絶対値だけでなく数四半期のトレンドを見ることが大切である。

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