年金原資

資産運用
よみ:ねんきんげんし
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
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「年金原資」とは

個人年金保険などで、年金の受け取りを始める時点までに積み上がったお金。受け取る年金はこの年金原資をもとに、受取期間や運用の利率に応じて計算される。

📌 投資判断のポイント

個人年金保険などで、年金の受取開始時点までに積み上がったお金。受け取る年金はこれをもとに受取期間や利率で計算され、払込保険料の総額との比率が返戻率の目安になる。

年金原資はどういう仕組み?

個人年金保険は、払込期間中に保険料を積み立て、決められた年齢から年金として受け取る。受取開始時点の積立額が年金原資で、これを10年や15年に分けて受け取るのが確定年金、生きている限り受け取るのが終身年金である。

受取期間中も、未払いの部分は保険会社で運用が続くため、受け取る年金の総額は年金原資より少し多くなるのが一般的である。外貨建てや変額の個人年金保険では、年金原資そのものが為替や運用実績で変動する。

年金原資がいくらになるかは、加入時に示される設計書に、払込保険料の総額と並べて記載されている。円建ての定額型であれば、受取開始時の年金原資は契約時におおむね確定している。

年金原資の具体例と注意点は?

月1万円を30年間払い込むと、払込保険料の総額は360万円になる。受取開始時の年金原資が400万円なら、10年の確定年金で毎年約40万円余りを受け取る形になる。年金原資が払込総額をどれだけ上回るかは、契約時の予定利率でほぼ決まる。

年金原資を一時金でまとめて受け取れる商品も多いが、年金で受け取る場合と一時金で受け取る場合では、所得の区分と税額が変わる。

年金の受取開始前に被保険者が亡くなった場合は、払込保険料相当額や、その時点の積立額が死亡給付金として遺族に支払われるのが一般的である。

個人年金保険料控除の対象になる契約には、年金の受取期間を10年以上とするなどの要件があり、契約形態によっては一般の生命保険料控除の扱いになる。

払込保険料の総額との違い

払込保険料の総額は、契約者が払い込んだお金の合計である。年金原資はそれに運用の増減を加え、経費を差し引いた結果で、両者の比率がいわゆる返戻率の目安になる。上の例なら400万円÷360万円で約111%になる。

返戻率は払込期間が長く、契約時の金利が高いほど上がる。途中で解約すると年金原資に届かない解約返戻金しか受け取れないため、払込期間を通して続けられるかを先に考えたい。

受け取り方を年金にするか一時金にするかは、受取開始の少し前に選べる商品が多い。公的年金や退職金を受け取る時期と重ならないよう、手取りで比べて決めるとよい。

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