「実損てん補」とは
実際に生じた損害の額を、保険金額を限度としてそのまま支払う方式です。比例てん補と対になる考え方です。
📌 投資判断のポイント
損害額を保険金額の範囲で全額支払う方式です。保険金額が保険価額に足りなくても割合で削られない点が、比例てん補との違いになります。
詳しい仕組み・意味
損害保険の支払い方には大きく2つあります。実損てん補では、保険金額の範囲内であれば損害額の全額が支払われます。これに対し比例てん補では、保険金額が保険価額に対して不足している場合、その割合に応じて保険金が削られます。
たとえば保険価額2,000万円の建物に1,000万円の保険しか付けていない状態で500万円の損害が出たとき、実損てん補なら500万円が支払われますが、比例てん補では割合に応じて減額されます。同じ保険料を払っていても、支払い方式が違えば手にする金額が変わります。
近年の火災保険や自動車保険では実損てん補が主流ですが、契約内容によって扱いは異なります。
具体例・注意点
実損てん補であっても、支払いは保険金額が上限です。保険価額より低い金額しか設定していなければ、損害の全額は戻りません。また免責金額を設定していれば、その分は差し引かれます。契約時には支払い方式と保険金額の両方を確認し、対象物の評価額と大きくずれていないかを見ることが必要です。
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