源泉徴収簿

制度・取引
よみ:げんせんちょうしゅうぼ
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
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「源泉徴収簿」とは

勤務先が、従業員1人ごとに毎月の給与や賞与の支払額、差し引いた社会保険料、源泉徴収した所得税の額を記録する帳簿です。年末調整では、この1年分の記録をもとに年間の正しい税額を計算し、天引きしてきた税額との過不足を精算します。

📌 投資判断のポイント

勤務先が従業員ごとに毎月の給与や源泉徴収した所得税を記録する帳簿。年末調整では1年分の記録から年税額を計算し、天引き済みの税額との過不足を精算する。

源泉徴収簿はどういう仕組み?

給与から天引きする所得税は、毎月の給与額と扶養親族の数などから、源泉徴収税額表を使って概算で決めています。年間を通してみると、賞与の額や年の途中の扶養親族の変化、生命保険料控除などが反映されていないため、実際の年税額とずれが生じます。

源泉徴収簿には、1月から12月までの給与と賞与の支給額、社会保険料、源泉徴収税額が並び、末尾の年末調整欄で、給与所得控除後の金額、各種の所得控除、年税額を計算します。国税庁は様式を示していますが、記載すべき事項が揃っていれば、給与計算ソフトなどの独自の帳簿を使ってもかまいません。国税庁は、源泉徴収簿などを使った計算を効率的に行える「年末調整計算シート」(Excel)も公開しています。

源泉徴収簿の具体例と注意点は?

たとえば1年間に天引きした所得税の合計が12万円で、年末調整で計算した年税額が10万円なら、差額の2万円が従業員に還付されます。逆に年税額のほうが多ければ、不足分を12月や翌年1月の給与から追加で徴収します。

従業員の側では、源泉徴収簿そのものを見る機会はほとんどありません。年末調整の結果は、源泉徴収簿をもとに作られる源泉徴収票で確かめられます。保険料控除などの申告書を出し忘れると、その分の控除が源泉徴収簿の計算に入らないため、年末調整の書類は期限までに提出してください。

源泉徴収票との違い

源泉徴収簿は勤務先の内部で使う計算用の帳簿で、従業員や税務署に提出するものではありません。源泉徴収票は、その計算結果である1年分の支払額と源泉徴収税額をまとめた書類で、従業員に交付され、一定の場合には税務署にも提出されます。帳簿が計算の過程、源泉徴収票が結果という関係です。

年末調整の対象になるのは、原則として勤務先に「給与所得者の扶養控除等申告書」を出している人です。その年の給与の収入金額が2,000万円を超える人は年末調整の対象外となり、自分で確定申告をして税額を精算します。

出典: 国税庁「年末調整がよくわかるページ」

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