「含み益・含み損」とは
まだ売っていない保有中の資産について、買った値段と今の値段の差で生じている「評価上の」利益(含み益)や損失(含み損)のこと。
超重要用語 — 投資家の必修単語
売るまでは絵に描いた損益——数字に振り回されないために。
📌 投資判断のポイント
保有中の資産に生じる評価上の損益で、売って初めて実現損益になり課税される。含み損を確定したくない心理が塩漬けを生みやすい。損益通算には一度売却して実現させる必要がある。
📐 計算式・数値の目安
評価損益 =(現在価格 − 取得単価)× 保有数量
詳しい仕組み・意味
株や投資信託を保有していると、価格が動くたびに「取得単価」と「現在価格」の差額が生まれる。現在価格が高ければ含み益、低ければ含み損だ。これは「(現在価格 − 取得単価)× 保有数量」で計算され、証券口座の残高画面に「評価損益」として表示される。重要なのは、含み益・含み損は売却して初めて「実現損益」に変わるという点。売らない限り、あくまで帳簿上・評価上の数字にすぎない。税金も、原則として売却して利益を確定させたときに初めてかかる(含み益のままなら課税されない)。
具体例・注意点
1株1,000円で100株買った株が1,300円になれば含み益は3万円、700円に下がれば含み損は3万円だ。心理面での落とし穴が大きく、含み損を「確定させたくない」がために売れず、塩漬け株にしてしまう人は多い。逆に少しの含み益で慌てて利益確定し、その後の上昇を取り逃すこともある。含み損は損益通算の対象にならないため、損失を税金対策に使うにはいったん売却して実現させる必要がある。評価損益に一喜一憂せず、当初の投資方針に沿って判断することが大切だ。
関連用語
「売ったとき」に初めて確定する利益がキャピタルゲイン。株・不動産の値上がり差額で、NISA口座なら非課税。インカムゲインと合わせたトータルリターンで投資成果を測るのが正解。
損益通算は投資利益と損失を相殺する仕組み。NISA損失は対象外なので注意。
損失を一定範囲に抑えるためのルールで、リスク管理の中核。感情に左右されないトレードを実現するために不可欠。
含み益を確定するための売り。上昇後の調整局面で発生しやすく、相場の自然な動きの一部。
含み損を確定したくないために売れず放置された株。資金が拘束され、有望な投資機会を逃す。「今このお金で同じ株を買うか」と問い直し、感情でなく資金効率で判断するのが対処の基本。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。