TTS(対顧客電信売相場)

為替・FX
よみ:てぃーてぃーえす
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 金利・為替・債券を理解する ★★ 標準

「TTS(対顧客電信売相場)」とは

金融機関が顧客へ外貨を売るときに適用する為替レートで、仲値に手数料を上乗せした水準になります。

📌 投資判断のポイント

金融機関が顧客へ外貨を売るときのレートで、仲値に手数料を上乗せした水準です。往復すると上乗せ幅の2倍を負担するため、外貨建て商品は表示利回りだけでなくこの幅も含めて比べます。

詳しい仕組み・意味

銀行は毎営業日の午前中に、その日の基準となる仲値を決めます。顧客が円を外貨に替えるときはこの仲値より不利な水準が使われ、これを対顧客電信売相場と呼びます。反対に外貨を円へ戻すときは仲値より低い対顧客電信買相場が使われ、その差が金融機関の手数料にあたります。上乗せ幅は通貨や取引の種類で異なり、米ドルの外貨預金なら片道1円程度、外貨建ての投資信託や証券会社の外国株取引では片道25銭程度と、桁が違うことも珍しくありません。現金で外貨を受け取る場合は、輸送や保管の費用が加わるためさらに広がります。

具体例・注意点

仲値が1ドル150円で上乗せ幅が片道1円なら、外貨を買う水準は151円、円へ戻す水準は149円です。この時点で往復2円、率にして1.3%の負担が生じており、為替が動かなくても元には戻りません。外貨建ての商品を比べるときは、表示される利回りだけでなく、この上乗せ幅を必ず確認します。同じ通貨でも金融機関ごとに幅が違い、長く持つ予定なら差は相対的に小さくなり、短期で往復するほど負担が重くのしかかります。

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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。

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