トレジャリーダイレクト

債券・金利
よみ:とれじゃりーだいれくと
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 金利・為替・債券を理解する ★★ 標準

「トレジャリーダイレクト」とは

米国財務省が運営する、個人が証券会社を通さずに米国債や貯蓄債券を直接買えるオンラインの口座サービス。TreasuryDirect と書く。

📌 投資判断のポイント

米国財務省が運営し、個人が証券会社を通さずに国債や貯蓄債券を直接買えるオンライン口座。Iボンドは2025年1月からこの口座での電子購入だけになり、1年に1万ドルまで買える。

トレジャリーダイレクトはどういう仕組み?

口座を開くと、財務省から直接、国債や貯蓄債券を買って、そのまま口座で保有できる。証券会社の口座を使わないため、売買の手数料はかからない。物価連動の貯蓄債券であるIボンドは、2025年1月1日からはこの口座で電子的に買う方法だけになり、紙の債券は扱われなくなった。口座の中で、保有している債券の残高や、利息を含めた現在の価値を確かめられる。換金した代金は登録した銀行口座に振り込まれる。

トレジャリーダイレクトの具体例と注意点は?

Iボンドの場合、買えるのは社会保障番号などごとに1年あたり1万ドルまでで、最低25ドルから買える。口座を開くには米国の社会保障番号や納税者番号、米国の住所や銀行口座が必要で、日本に住む人が気軽に使えるサービスではない。日本から米国債に投資する場合は、国内の証券会社を通じて買うのが一般的である。

証券会社経由の購入との違い

トレジャリーダイレクトで買った債券は、口座の中で財務省に買い取ってもらうか、満期まで持つのが基本である。市場で売買される国債を値動きに合わせて売り買いしたい人には向かない。証券会社経由なら、満期前でも市場で売ることができ、ほかの投資商品とまとめて管理できる。手数料のない直接購入と、売買の自由がきく証券会社経由、という違いになる。

日本の個人向け国債は、財務省から直接ではなく、証券会社や銀行などの取扱機関を通じて買う仕組みである。1万円から買え、発行から1年たてば国が額面で買い取る中途換金の仕組みがある。個人が国債を買いやすくする工夫は日米で共通しているが、窓口の作り方が違う。日本では、国債の購入に国が専用の口座サービスを用意しているわけではない。日米の違いは、国債を誰の窓口で買うかという点に表れているといえる。

出典: TreasuryDirect「I bonds」、財務省「個人向け国債」

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