「タイムダイバーシフィケーション」とは
保有期間を長くとるほど年率リターンのばらつきが小さくなる、という時間による分散の考え方です。
📌 投資判断のポイント
保有期間を長くとるほど年率リターンのばらつきが縮むという考え方。ただし小さくなるのは平均年率の振れであり、最終的な金額の差はむしろ広がるという反論がある。
詳しい仕組み・意味
日本語では時間分散と訳されます。1年だけ保有した場合の年率リターンは大きく振れますが、20年、30年と保有期間を延ばすと、良い年と悪い年が打ち消し合い、年率に直したときのばらつきは縮まります。長期保有が勧められる根拠として説明されることの多い考え方です。
複数の資産に分けるのが銘柄の分散であるのに対し、こちらは時間軸に沿った分散です。購入時期を分けるドルコスト平均法とも近い位置にありますが、こちらは購入時期ではなく保有期間の長さに着目しています。
具体例・注意点
重要なのは、この考え方に対して明確な反論があることです。年率に直したリターンのばらつきは確かに縮みますが、最終的に受け取る金額そのもののばらつきは、期間が長いほど大きくなります。年率の振れ幅が小さくなっても、元本が複利で膨らむため、結果として生じる金額の差は広がるためです。
したがって、長く持てばリスクが消えるという理解は正しくありません。長期保有で小さくなるのは平均年率の振れであって、損失の可能性そのものではありません。
また、取り崩しの時期が決まっている資金では、この考え方の前提が崩れます。使う時期の直前に下落しても待つことができないためです。使う時期が近い資金は、期間の長さに頼らず値動きの小さい資産に置くのが基本になります。
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⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。