目標払出し型

資産運用
よみ:もくひょうはらいだしがた
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
🗂 資産形成を始める ★★ 標準

「目標払出し型」とは

定期的に一定額または一定率を払い出すことを目標にして運用する投資信託のことです。取り崩しながら運用を続けたい人向けの設計です。

📌 投資判断のポイント

残高の一定額または一定率を定期的に払い出す設計の投資信託です。定率型は資産が尽きにくい反面、下落した年には受取額が減るため、生活費の柱には向きません。

詳しい仕組み・意味

毎月分配型が運用の成果にかかわらず分配を出しがちなのに対し、目標払出し型は「残高の何パーセントを毎年払い出す」といった形で、取り崩しの速度をあらかじめ決めておく点に特徴があります。運用しながら計画的に取り崩す仕組みなので、退職後に資産を使いながら運用を続ける局面で使われます。払出しの原資は運用収益に限らず元本部分も含むため、市場が下落した年には残高の減りが早くなります。定率で払い出す設計であれば、残高が減れば払出額も減るので資産が尽きにくくなる一方、生活費としては年ごとに受取額が変動します。

具体例・注意点

残高1,000万円で年4パーセントの定率払出しなら初年度は40万円ですが、相場が2割下がって残高が800万円になれば翌年は32万円に下がります。生活費の柱として当てにすると、下落した年に家計が苦しくなります。年金や預金など変動しない収入と組み合わせて、変動してもよい部分に充てるのが現実的です。なお、払い出される金額のうち利益部分には課税されます。取り崩しの考え方そのものについては、資産の取り崩し率の項目もあわせて確認してください。また、確定拠出年金の口座内では受給開始年齢まで引き出せないため、この種の商品の使いどころは主に課税口座やNISAの側になります。制度ごとの引き出し制限とあわせて考えてください。

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