「貸借銘柄」とは
制度信用取引で、信用買いに加えて信用売り(空売り)もできるように取引所が選定した銘柄です。
📌 投資判断のポイント
制度信用取引で信用買いと信用売りの両方ができる銘柄。証券金融会社から資金と株券を借りられ、株券が不足すると売り方が逆日歩を負担する
貸借銘柄はどういう仕組み?
制度信用取引では、証券会社が投資家に貸す資金や株券が足りないとき、証券金融会社から借りて調達します(貸借取引)。この貸借取引を使って資金と株券の両方を借りられるのが貸借銘柄で、資金だけを借りられる銘柄は制度信用銘柄と呼ばれ、信用買いしかできません。
選定は取引所が上場株式数や株主数、売買の状況などの基準をもとに行い、基準を満たさなくなれば選定が取り消されます。
証券金融会社は貸借取引の残高を日々公表しており、貸借銘柄では信用売りと信用買いの残高の比率を示す信用倍率も注目されます。信用売りの残高が積み上がった銘柄では、売り方の買い戻しが重なって株価が急に上がることもあり、需給を読む材料の1つになっています。
貸借銘柄の具体例と注意点は?
貸借銘柄は売り方が参加できるため、需給が一方向に偏りにくい面があります。一方で、信用売りが膨らんで証券金融会社の株券が足りなくなると、売り方が品貸料(逆日歩)を負担することになります。
一般信用取引は証券会社が独自に貸し出す仕組みなので、貸借銘柄でなくても信用売りができる場合があります。取引の前に、銘柄がどの区分に当たるかを証券会社の画面で確かめておくと、想定外のコストを避けやすくなります。信用取引は委託保証金の約3.3倍まで取引でき、損失も大きくなりやすいため、仕組みを理解してから利用することが前提です。
関連用語
株式投資 の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。