「スマートオーダールーティング」とは
スマートオーダールーティングとは、同じ銘柄を売買できる複数の市場の中から、条件のよい市場を自動で選んで注文を出す仕組みのことです。
📌 投資判断のポイント
複数の市場の価格と数量を比べ、有利な市場へ注文を自動で振り分ける仕組み。証券会社の最良執行の考え方にもとづいて提供される。
スマートオーダールーティングはどういう仕組み?
日本では、東京証券取引所のほかに、PTS(私設取引システム)でも同じ銘柄が売買されています。市場ごとに、その瞬間の価格や出ている数量が違うため、どこに注文を出すかで約定する価格が変わります。スマートオーダールーティングは、各市場の気配(買いたい値段と売りたい値段)と数量を比べて、より有利な市場へ注文を振り分けます。多くは、証券会社が最良執行の考え方にもとづいて提供するもので、利用者は設定で使うかどうかを選べます。
スマートオーダールーティングの具体例と注意点は?
同じ注文でも、市場によって数円の差が出ることがあります。1回なら小さな違いでも、取引を重ねると差が積み重なります。ただし、いつも最も有利な価格になるとは限らず、注文を出した直後に気配が変わることもあります。利用できる市場や条件は証券会社ごとに違うので、取引ルールで確かめておくと安心です。
ダークプールとの違い
ダークプールは、注文の情報が事前に公表されない取引の場所を指します。スマートオーダールーティングは、そうした場所も含めて、注文をどこに出すかを選ぶ仕組みです。つまり、取引する場所そのものではなく、場所の選び方にあたります。名前が似たものと区別して覚えると便利です。
関連用語
株式などの注文を、価格や費用、約定の確実さを踏まえてどの市場で執行するかを定めた方針で、金融商品取引法第40条の2が策定と公表を義務づけている。取引所とPTSのどちらへ回すかは証券会社ごとに異なる。
夜間の値動きは参加者が少ない薄い板で作られており、翌日の取引所価格を先取りしているとは限らない。板が薄いぶん成行注文は不利に約定しやすく、指値で出す前提の場と考えたほうがよい。
注文を公開せず大口取引を成立させる取引所外の市場で、価格への影響を抑えられる。透明性の低さや利益相反への批判もあり、板に見える取引が市場のすべてではない、と理解しておくと相場観の助けになる。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。