「SKEW指数」とは
SKEW指数(CBOE Skew Index)はS&P500のアウト・オブ・ザ・マネー・プットオプションの価格から算出される「テールリスク(極端な暴落リスク)」の市場織り込みを示す指標。VIXとは異なる視点で恐怖を捉える。
📌 投資判断のポイント
SKEW指数はS&P500プットオプションから算出されるテールリスクの市場織り込みを示す。通常100〜150のレンジで、130超は暴落リスクの織り込みが高まっている状態。VIXが落ち着いていてもSKEW急騰はプロの警戒サインとして読む。
詳しい仕組み・意味
VIXは「日々の値動きの大きさ」を予測する指標だが、SKEWは「2標準偏差を超える極端な下落」をどれだけ織り込んでいるかを測る。SKEW指数は通常100〜150のレンジで推移し、130を超えると暴落の織り込みが高まっている状態とされる。150近辺では「裾の重い」分布(極端な下落を強く意識)になり、ヘッジコストの上昇を示す。VIXが落ち着いていてもSKEWが急上昇している状況は「日々の揺れは小さいが、急落の保険料は高い」というプロの警戒姿勢を示唆する。
具体例・注意点
2017年〜2018年初頭、2021年末、2024年Q1にSKEW指数は140超まで上昇し、いずれもその後に株価調整が発生した。ただしSKEWは「いつ」を当てる指標ではなく、頻繁に高水準で滞留することもある。VIX・VIX先物カーブ・プットコールレシオと組み合わせ、ボラティリティ全般の地形を立体的に読むことが実務的な活用法だ。
関連用語
株式市場の将来の変動率を示す指数で、不確実性の高さを測る指標。方向ではなく「どれだけ動くか」を見る点が重要。
VIX先物カーブはコンタンゴ(順鞘)が通常、バックワーデーション(逆鞘)が急落時の特徴。期近VIXが期先を上回るバックワーデーション化は恐怖がピーク近いサインで、過去には底打ち局面に頻出するが追加ショックには注意が必要。
インプライドボラティリティは市場が織り込む将来の変動率。イベント前後で重要になる。
プット・コール・レシオはオプション市場の強弱感を見る指標。極端な水準では逆張りシグナルとして使われることもある。
プットオプションは売る権利。下落ヘッジや相場心理の理解で重要になる。
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