一時払終身保険

制度・取引
よみ:いちじばらいしゅうしんほけん
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
🗂 制度・取引を理解する ★★ 標準

「一時払終身保険」とは

保険料を契約時に一括で払い込み、一生涯の死亡保障を得る保険です。

📌 投資判断のポイント

保険料を契約時に一括で払い込む終身保険。まとまった現金を死亡保険金に置き換える形になり、相続人が受け取れば非課税枠を使えるが、早い時期の解約では払込額を下回ることがある

詳しい仕組み・意味

毎月や毎年に分けて払う平準払と違い、契約時に保険料の全額を払い込みます。払込額に対して死亡保険金が上回る設計が多く、まとまった現金を死亡保険金の形に置き換える目的で使われます。相続税の計算では、相続人が受け取る死亡保険金に500万円に法定相続人の数を掛けた非課税枠があるため、預金のまま残すより課税対象を小さくできる場合があります。加入時の告知が簡易な商品もあり、高齢でも申し込みやすい点が特徴です。一方、生命保険料控除は保険料を払い込んだ年にしか使えないため、控除の面では平準払より不利になります。

具体例・注意点

契約から早い時期に解約すると、解約返戻金が払込額を下回ることがあります。外貨建てや変額のタイプでは、為替や運用成績によって円換算の受取額が払込額を割り込む可能性があります。予定利率は契約時に固定されるため、その後に金利が上がっても契約中の利率は変わりません。相続の備えとして使う場合でも、契約者・被保険者・受取人の組み合わせを誤ると相続税ではなく所得税や贈与税の対象になります。手元資金の大半を一時払に回すと医療費や介護費に対応できなくなるため、使う時期ごとに資金を分けてから検討します。非課税枠は保険の本数ではなく、法定相続人の数で決まります。複数の契約に分けても枠が増えるわけではないため、受け取る人ごとの手取りを試算してから本数を決めます。

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