「私募債」とは
広く一般から募集するのではなく、特定少数の投資家や専門的な投資家に限って引き受けてもらう社債です。発行の手続きが軽い代わりに、買った側は途中で売りにくくなります。
📌 投資判断のポイント
特定少数の投資家や適格機関投資家に限って募集される社債です。有価証券届出書などの開示手続きが不要で発行の負担は軽い一方、転売が制限され途中で換金しにくい性質があります。
詳しい仕組み・意味
募集の相手方によって2つの型に分かれます。勧誘する相手が50名未満の場合を少人数私募、金融機関などの適格機関投資家だけを相手とする場合をプロ私募と呼びます。
公募で社債を出す場合は、有価証券届出書を提出し目論見書を作成しなければなりません。私募債はこれらの開示手続きが不要になるため、準備の期間と費用を抑えられます。中小企業では、銀行が保証を付けて引き受ける銀行保証付私募債という形が広く使われています。
一方、開示が乏しいということは、買う側が判断材料を得にくいということでもあります。そのため転売の相手方が制限され、市場で自由に売買できません。
具体例・注意点
発行する企業にとっては、銀行からの借入とは別の資金調達の道を持てる、償還までの期間を自社で設計できるといった利点があります。銀行保証が付く場合は、保証料の分だけ実質的な調達コストが上がります。
投資家の立場では、利回りが高めに見えても途中で換金しにくい点を織り込む必要があります。満期まで保有し続けられる資金かどうかが、判断の前提になります。
また発行の規模が小さいほど、手数料など固定的な費用の重みが相対的に増します。調達したい金額と手続きの費用が釣り合うかどうかも、公募と比べる際の判断材料になります。
関連用語
企業が発行する債券で、政府債券より高い利回りが期待できるが、その分信用リスクも高い。リスクとリターンの関係を理解することが重要。
社債権者に代わって元利金の受け取りや債権の保全を行う銀行などをいいます。会社法では原則として設置が必要ですが、各社債の金額が1億円以上の場合などは置かなくてよいとされています。
credit-riskは、債券の利息や元本が約束どおり支払われない危険。高いcouponや高いbond-yieldは、この信用リスクの大きさを反映している場合が多い。
複数の金融機関が同一の契約書で一つの借り手に協調融資する形態です。アレンジャーが条件を設計し参加行を募る仕組みで、財務指標を保つ条項が付されるのが通例であり、大型の設備投資や買収資金の調達に使われます。
債券・金利 の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。