不動産価格指数

経済指標
よみ:ふどうさんかかくしすう
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
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「不動産価格指数」とは

国土交通省が公表する、不動産の実際の取引価格の動きを指数で表した統計です。

📌 投資判断のポイント

登記情報にもとづく実際の取引価格から作る指数で、2010年平均が100です。地点ごとの価格を示す地価公示とは性質が異なります。

詳しい仕組み・意味

不動産の登記情報をもとに、実際に成立した取引価格を集計して指数にしたものです。年間およそ30万件の取引価格情報を用い、2010年の平均を100として推移を示します。住宅は住宅地・戸建住宅・区分所有のマンションに分けて毎月、商業用不動産は店舗やオフィスなどに分けて四半期ごとに公表されます。住宅は2015年3月から本格運用が始まり、商業用は2016年3月から試験運用として公表が始まりました。2020年6月からは季節調整をした系列も公表されています。登記の情報を用いる関係で、公表は対象の月から数か月遅れる点は押さえておく必要があります。

具体例・注意点

地価公示や基準地価が鑑定評価にもとづく地点ごとの価格であるのに対し、この指数は実際の取引価格の全体的な動きを示します。個別の物件がいくらかを知るための指標ではありません。売買の判断に使うなら、全国の数字だけでなく、住宅と商業用の別や地域ブロック別の系列まで見てください。取引の件数そのものを追いたい場合は、別に公表されている既存住宅販売量指数が向いています。

毎月の細かな上下に意味を求めすぎないことも大切です。取引の件数が少ない地域では振れが大きくなるため、数か月の移動平均や前年同月比で方向を見るほうが安定します。原数値を見ているのか季節調整値を見ているのかも、あわせて確かめてください。

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