「現価係数」とは
将来の目標額を用意するために、いま手元にいくら必要かを求めるための係数です。
📌 投資判断のポイント
将来の目標額を用意するために、いま必要な元本を求める係数です。年利3パーセントで10年ならおよそ0.7441で、10年後の500万円には約372万円が必要という計算になります。
詳しい仕組み・意味
目標額に現価係数を掛けると、現時点で必要な元本が出ます。終価係数の逆数にあたり、年利3パーセントで10年ならおよそ0.7441です。将来の金額を現在の価値に割り戻す考え方で、割引率が高いほど、また年数が長いほど係数は小さくなります。
この割り戻しの発想は、企業価値の算定や債券の価格計算でも同じように使われます。将来受け取る金額は、受け取るまでの時間の分だけ現在では小さく評価される、という前提が共通しているためです。まとまった資金を一度だけ用意して据え置く場合の逆算に向いており、積立で用意する場合は減債基金係数のほうが実態に合います。
具体例・注意点
10年後に500万円を用意したい場合、年3パーセントで運用できる前提なら、500万円に0.7441を掛けて約372万円が今必要な元本になります。前提の利率を年5パーセントに変えると係数はおよそ0.6139となり、必要額は約307万円まで下がります。このように前提の置き方で結果が大きく動くため、達成できる見込みの薄い利率を置くと計画が崩れます。将来の物価上昇までは織り込まれていない点にも注意が必要です。手元にある資金で足りない分は積立で埋めることになるため、現価係数と減債基金係数は組み合わせて使う場面が多くなります。
関連用語
手元の元本が将来いくらになるかを求める係数です。年利3パーセントで10年ならおよそ1.3439で、100万円は約134万円になります。税や手数料を引く前の数字である点に注意します。
将来の目標額から毎年の積立額を求める係数です。年利3パーセントで10年ならおよそ0.0872で、10年後に500万円なら毎年約43.6万円の積立が必要という計算になります。
毎年一定額を受け取り続けるために必要な元本を求める係数です。年利3パーセントで10年ならおよそ8.5302で、年120万円を10年受け取るには約1,024万円が必要になります。
元本だけでなく発生した利益も再投資することで指数関数的に資産が増える仕組み。年利5%・30年で単利の1.7倍超の資産に。「72の法則」で2倍になる年数を即算できる。
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