「ポイント・アンド・フィギュア」とは
値上がりを「×」、値下がりを「○」の列で表し、一定の値幅を超える動きだけを記録する非時系列のチャート。19世紀から米国で使われてきた手法で、支持線や抵抗線を見つけやすい。
📌 投資判断のポイント
値上がりを×、値下がりを○の列で表し、決めた値幅を超える動きだけを記録する非時系列のチャート。枠の値幅と転換枠数を決めて描き、支持線や抵抗線の水準を見つけやすい。
ポイント・アンド・フィギュアはどういう仕組み?
まず1マスの値幅(枠)と、列を替えるのに必要なマス数(転換枠数)を決める。上昇中は、価格が1枠分上がるごとに×を1つ積み、転換枠数分以上下がったら隣の列に移って○を下へ並べていく。
代表的な設定は3枠転換で、1枠10円なら、30円以上の反落があったときに初めて○の列に移る。それより小さい値動きは記録されないため、ノイズの少ない形で需給の攻防が見える。
時間の経過は記録しないため、値動きの小さい期間は同じ列のまま何週間も変わらないことがある。終値だけで描く方法と、日中の高値・安値で描く方法があり、どちらを使うかで形が変わる。
ポイント・アンド・フィギュアの具体例と注意点は?
×の列が直前の×の列の高値を上抜くと買いのサイン、○の列が直前の○の列の安値を下抜くと売りのサインとみる。同じ高さで何度も×が止まっていれば、そこが抵抗線になっていると読める。
横に並んだ列の数から、その後の値動きの目標を見積もる方法もあるが、あくまで目安である。枠の大きさを変えると形が大きく変わるので、株価水準や値動きの大きさに合わせて設定を固定して使うことが大切である。
×と○が同じ高さで何列も並んだ後に上へ抜けた場合は、もみ合いを抜けたことを示す強いサインと読む。三角形や二番天井など、ローソク足と同じような形のパターンも見られる。
日本では「P&F」と略されることも多く、海外の投資家向けの分析ツールでは標準的な機能の1つになっている。証券会社のツールでは、枠の値幅を株価の何%にするかを自動で決める設定もある。
カギ足との違い
カギ足は折り返しの幅だけを決めて線を描き、ポイント・アンド・フィギュアは枠の値幅と転換枠数の2つを決めてマスを積む。後者は値動きがマス目に区切られるため、同じ価格帯での攻防や、高値・安値の水準を数えやすい。
一方、マスの単位より細かい値動きは完全に消えるため、急な値動きの勢いはつかみにくい。転換の判定にどれだけの値動きを求めるかは、どちらも設定しだいで変わる。
カギ足は日本、ポイント・アンド・フィギュアは米国で発達した手法だが、時間を捨てて値動きの大きさだけを記録するという発想は共通している。
関連用語
テクニカル の他の用語
🏷 関連タグ
⚠️ ご利用にあたって
本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。