公定歩合

金融政策
よみ:こうていぶあい
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「公定歩合」とは

かつて中央銀行が民間銀行へ資金を貸し出す際の基準金利で、現在の日本では政策金利ではなくなっています。

📌 投資判断のポイント

現在の日本では政策金利ではなく、短期金利の上限を画す補完貸付の適用金利にすぎない。古い解説では政策金利と同一視されていることがあり、名称だけを見て政策変更と読み違えやすい。

詳しい仕組み・意味

1990年代前半までの日本では、公定歩合が規制金利体系の起点でした。預金金利が公定歩合に連動して決まっていたため、その上げ下げがそのまま預金金利や貸出金利へ波及し、日銀の政策姿勢を象徴する数字として扱われていました。金利自由化が進むとこの連動が切れ、1990年代半ば以降は無担保コール翌日物金利の誘導目標が政策金利の座に移りました。日銀は2006年に呼称を「基準割引率および基準貸付利率」へ改め、現在は補完貸付制度の適用金利として、短期金利の上限を画す役割を担っています。

具体例・注意点

資金が逼迫して市場の翌日物金利が跳ね上がっても、金融機関はこの金利で日銀から借りられるため、市場金利は実務上その水準を大きく超えにくくなります。

注意点は、古い解説書やニュースで「公定歩合=政策金利」と説明されている場合があることです。現在の日本で政策の中心にあるのは公定歩合ではありません。米国の同種の制度はディスカウントウィンドウで、こちらもFF金利の誘導目標とは別に上限として機能します。名称だけを見て政策変更と受け取らないことが大切です。

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