マネーストック

経済指標
よみ:まねーすとっく
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
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「マネーストック」とは

金融機関と中央政府を除いた世の中全体が持っているお金の量を示す統計です。

📌 投資判断のポイント

金融機関と国を除いた世の中が持つお金の量を示す日銀の統計です。M1からM3、広義流動性まで範囲の違う指標が並びます。マネタリーベースとは別物で、前年比の伸びで見ます。

詳しい仕組み・意味

日本銀行が毎月公表しています。かつてマネーサプライと呼ばれていた統計が2008年に見直され、名称と対象範囲が改められたものです。保有者は家計、事業法人、地方公共団体などで、お金を供給する側である金融機関と国は含まれません。

範囲の異なる複数の指標が並びます。M1は現金通貨と、すぐに引き出せる預金通貨の合計です。M2は国内銀行などに預けられた現金通貨と預金を対象とします。M3はM1に定期性預金などの準通貨と譲渡性預金を加えたもので、対象金融機関の範囲が広く取られます。さらに投資信託や国債などを加えた広義流動性という指標もあります。

具体例・注意点

中央銀行が直接供給する資金量を示すマネタリーベースとは別の統計です。マネタリーベースが増えても、貸出を通じて世の中へお金が回らなければマネーストックは伸びません。日本では長く、この2つの伸びに差が生じてきました。金融政策の効果を測るときに両方を並べて見るのは、そのためです。前年比の伸び率で見るのが一般的で、水準そのものを他国と比べても意味は薄くなります。伸びが加速している局面は、企業の設備投資や家計の借入れが動いているという読み方ができます。物価との関係も語られますが、お金の量と物価が短期で連動するとは限らず、単独の指標で先行きを決めつけないほうが安全です。

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