広義流動性

経済指標
よみ:こうぎりゅうどうせい
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛 編集方針
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「広義流動性」とは

マネーストック統計のうち、預金だけでなく投資信託や国債まで含めて、最も広くお金を数えた指標です。

📌 投資判断のポイント

マネーストック統計で最も範囲の広い指標で、M3に投資信託や国債などを加えたものです。M3と並べて見ると、お金の量の変化と置き場所の変化を区別しやすくなります。

詳しい仕組み・意味

日本銀行のマネーストック統計には、M1、M2、M3、広義流動性という4つの指標があります。範囲が最も広いのが広義流動性で、M3に加えて、金銭の信託、投資信託、金融債、銀行が発行する普通社債、金融機関が発行するコマーシャルペーパー、国債、外債などを含みます。

預金と証券の境目は、家計の側から見れば曖昧です。預金から投資信託へ資金を移しても、その家計にとって使えるお金の量が大きく変わるわけではありません。M3までの指標ではこうした移動が減少として現れてしまうため、より広く捉える指標が併せて公表されています。

具体例・注意点

預金から投資へという流れが起きている局面では、M3の伸びが鈍る一方で広義流動性は伸びる、という形で差が現れます。両者を並べて見ると、お金の量が変わったのか、置き場所が変わっただけなのかを区別しやすくなります。ただし含まれる資産には値動きするものがあり、相場の変動が指標を動かす面もあります。前年比の動きを追うときは、その点を織り込んで読む必要があります。家計の資産構成の変化を追いたいのであれば、マネーストック統計よりも日本銀行の資金循環統計のほうが向いています。広義流動性はあくまで、通貨の範囲をどこまで広げて数えるかという統計上の工夫として理解しておくのが適切です。

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