ラダー型ポートフォリオ

債券

よみ:らだーがたぽーとふぉりお

「ラダー型ポートフォリオ」とは

一言でいうと

満期の異なる複数の債券を均等に保有し、満期が来るたびに長期債を買い足して「梯子(はしご)」状に更新する債券ポートフォリオの戦略。再投資リスクの平準化が目的だ。

詳しい仕組み・意味

例えば1年・2年・3年・4年・5年の債券を均等に保有し、1年物が満期になったら5年物を購入し直す。これを繰り返すことで、金利変動の影響を平均化(ドルコスト的効果)しながら安定的なキャッシュフローを確保できる。金利上昇局面では順次高利回り債に組み替えられるメリットがあり、金利低下局面ではその影響が時間をかけて徐々に及ぶ。流動性も高く、毎年満期が来るため緊急資金にも対応しやすい設計だ。

具体例・注意点

ラダーポートフォリオは金利の方向性を当てる必要がなく、どの金利環境でも安定的に機能しやすい。ただし信用リスクを考慮し、各年限の発行体を分散させることが重要だ。ターゲット満期ETF(iSharesのiBondsシリーズなど)を使うと手間なくラダーを構築できる利点もある。
ラダー型ポートフォリオは満期の分散によって再投資リスクと流動性リスクを均等化する最もシンプルで堅牢な固定収益戦略のひとつだ。個人投資家でも理解・実行しやすいため、日本の個人向け国債・社債の運用においてもラダー構成が推奨されることが多い。ラダーの幅(最長期間)は投資家のリスク許容度・投資期間・金利見通しに応じて調整し、定期的に最短期満期分を売却して最長期に乗り換えるロールオーバー管理が必要だ。

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