受託者責任

資産運用
よみ:じゅたくしゃせきにん
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛
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「受託者責任」とは

他人の財産を預かって管理・運用する立場の人が負う、重い義務のことです。

📌 投資判断のポイント

他人の財産を預かって管理・運用する立場の人が負う義務。持ち主の利益だけのために行動する忠実義務と、通常求められる注意を払う善管注意義務が中心で、利益相反の場面で特に問われる。

詳しい仕組み・意味

英語のフィデューシャリー・デューティーの訳語として使われます。中心にあるのは2つの義務です。ひとつは忠実義務で、預かった財産の持ち主の利益のためだけに行動し、自分や第三者の利益を優先してはならないというものです。もうひとつは善管注意義務で、その立場にある者として通常求められる注意を払って職務を行う義務です。信託の受託者、投資信託の運用会社、企業年金の資産運用にかかわる者などがこの責任を負います。日本では金融庁が2017年に「顧客本位の業務運営に関する原則」を策定し、法令上の義務にとどまらない広い意味での顧客本位の行動を金融事業者に求めています。

具体例・注意点

利益相反が起きやすい場面で、この責任は特に問題になります。系列の運用会社の商品を優先して販売する、手数料の高い商品を短期間で乗り換えさせるといった行為は、忠実義務の観点から問われます。個人の側で確認できるのは、その金融機関が顧客本位の業務運営に関する取組方針を公表しているか、その内容が実際に受けた提案と一致しているかという点です。

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