先行スパン

テクニカル
よみ:せんこうすぱん
監修:所得向上委員会 編集部(編集責任者:加藤 寛) 編集方針
🗂 売買タイミングを考える ★★ 標準

「先行スパン」とは

先行スパンは、一目均衡表を構成する線の一つで、過去の価格から計算した値を26日先に記入する線です。先行スパン1と先行スパン2の2本があり、その間を塗りつぶした帯が「雲(抵抗帯)」になります。

📌 投資判断のポイント

一目均衡表の線の一つで、過去の高値・安値から計算した値を26日先に記入する。先行スパン1と2の間を塗った帯が雲になる。

先行スパンはどういう仕組み?

先行スパン1は、転換線(過去9日の高値と安値の中値)と基準線(過去26日の高値と安値の中値)を足して2で割った値を、当日を含めて26日先に記入します。先行スパン2は、過去52日の高値と安値を足して2で割った値を、同じく26日先に記入します。期間の短い先行スパン1は値動きに早く反応し、期間の長い先行スパン2はゆっくり動きます。

先行スパンの具体例と注意点は?

ローソク足が雲の上にあれば強い相場、下にあれば弱い相場とされ、雲の厚さは上値や下値の抵抗の強さの目安になります。先行スパン1が先行スパン2を上抜けて雲の色が変わる「雲のねじれ」は、相場の転換点の候補として注目されます。ただし、未来に記入する線であっても将来の価格を予測するものではなく、過去の価格を先に置いて目安にしているだけです。

遅行スパンとの違い

先行スパンは過去の値を未来側にずらす線、遅行スパンは当日の終値を過去側(26日前)にずらす線で、ずらす向きが逆です。先行スパンが作る雲は価格の抵抗帯を、遅行スパンは現在の価格と26日前の価格の比較を示すため、両方を見ることで相場の強弱を確認します。

数値でみる先行スパン

たとえば過去9日の高値が1,100円、安値が1,000円なら転換線は1,050円、過去26日の高値が1,200円、安値が960円なら基準線は1,080円です。先行スパン1は(1,050円+1,080円)÷2=1,065円で、これを26日先に記入します。過去52日の高値が1,300円、安値が900円なら、先行スパン2は1,100円です。この例では先行スパン2のほうが高いため、26日先の雲は1,065円から1,100円の幅になります。

先行スパンの計算期間9日・26日・52日は、考案された当時の週6日の取引日を前提に、1週間半・1か月・2か月に相当する日数として決められたとされます。現在は週5日の取引ですが、多くの分析ツールは元の期間をそのまま使っています。期間を変えると線の形が変わるため、比べるときは同じ設定で見ることが大切です。

関連用語

テクニカル の他の用語

🏷 関連タグ

一目均衡表 テクニカル指標 雲

RECOMMENDED COURSE

この用語を、講座で体系的に学ぶ

意味だけでなく、投資判断にどう使うかまで専門家から学べます。

サイクル投資マスター講座を見る →

⚠️ ご利用にあたって

本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。

講座を見る → 無料ガイドを受け取る