「群集心理」とは
多くの人が同じ行動を取っていることを根拠に、自分も同じ判断をしてしまう心の働きです。
📌 投資判断のポイント
多くの人が同じ行動を取っていることを根拠に、自分も追随してしまう心の働きです。人数の多さは内容の正しさを保証しないため、判断材料は集団の外側で探します。
詳しい仕組み・意味
情報が足りず判断に自信が持てないとき、人は他人の行動を手がかりにします。日常では有効な省略法ですが、相場では買いが買いを呼ぶ形で価格を実態から引き離し、反転したときには売りが売りを呼ぶ動きに変わります。厄介なのは、途中までは追随した判断が正しく見えることです。価格が上がり続ける間は、疑った人ほど成果が悪く見えるため、疑問を持ち続けることが難しくなります。周囲から遅れているという感覚も、判断を急がせる方向に働きます。さらに、周囲の人数が多いほど、また自分が内容を理解していないほど、追随の度合いは強まります。理解していないからこそ他人を見るという関係にあり、知識の不足と追随は結びついています。
具体例・注意点
意図的に作られた集団の中では、この働きが利用されることがあります。閉じた会話の場に多数の参加者がいて、次々に成果を報告しているように見える構図では、参加者の実在すら確かめられません。人数の多さは内容の正しさを保証しないため、判断の材料は集団の外側で探す必要があります。具体的には、その商品を扱う相手が登録を受けた業者かどうかなど、集団の中の発言に依存しない事実で確認してください。外側で確かめられない話であれば、その時点で判断を保留するのが安全です。
関連用語
自分の見立てを支持する情報だけを集め、反証を無視する偏り。強気なら好材料ばかり、弱気なら悪材料ばかりが目に入る。保有理由と同じ熱量で「売るべき理由」を書けるかを自問することが偏りの解毒剤になる。
専門家や有名人の意見を根拠を検証せず正しいと信じ込む偏り。著名投資家の真似や肩書きへの盲信、インフルエンサー投資が典型。権威も予測を外し利害関係もある。誰が言ったかでなく何を根拠にどう言っているかで判断する姿勢が歯止めになる。
異常が起きても自分は大丈夫だと考え、確認や対処を先送りしてしまう働きです。もう少し様子を見ようと思ったときが、この働きが出ている合図になります。
不確実な利益を確実であるかのように示して勧誘する行為で、法律上禁じられています。必ず上がる、元本保証といった言い切りは、相手の性質を疑う手がかりになります。
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本用語解説は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。